アレック・ギネス : ウィキペディア(Wikipedia)

サー・アレック・ギネス(、1914年4月2日 - 2000年8月5日)は、イギリスの俳優。

来歴

ロンドンにて母アグネス・カフ、アレックの出生証明書の署名では「Agnes de Cuffe」となっていたのもとに生まれるGRO Register of Births:June 1914 1a 39 Paddington – Alec Guinness De Cuffe, mmn=De Cuffe.。出生名はアレック・ギネス・ド・カッフィ。アグネスの私生児として生まれたため、出生証明書の父親の名前の欄は空白になっていた"Alec Guinness." Hollywood Walk of Fame (Hollywood Chamber of Commerce, Hollywood, California), 2011. Retrieved:22 June 2011.。父親はスコットランド人の銀行家アンドリュー・ゲディス(Andrew Geddes、後にギネスの学費を支払った)と考えられているが、はっきりと分かってはいない"Alec Guinness biography." MSN Movies. Retrieved:29 July 2007.。

広告の仕事をしていたが演技に興味を持つようになり、オールド・ヴィック・シアターの舞台に立つようになった。第二次世界大戦後に本格的に映画に出演し始め、1964年には舞台『』でトニー賞を受賞。イギリスきっての名優として知られるようになった。

『The Horse's Mouth』でヴェネツィア国際映画祭 男優賞、『戦場にかける橋』でアカデミー主演男優賞を受賞。1980年には名誉賞を受賞した。

『アラビアのロレンス』のファイサル王子や『スター・ウォーズシリーズ』旧3部作(エピソード46)のオビ=ワン・ケノービのほか、TVシリーズ『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』、『スマイリーと仲間たち』の主人公ジョージ・スマイリー役などでも知られる。

『スター・ウォーズ』出演をギネスは後悔し、「俳優人生最大の失敗だ」と語っている。この話はメディアでも有名である『スター・ウォーズ』キャラクターランキング ベスト50|2018年度改訂版 - ライブドアニュース。スター・ウォーズに関する取材は一切受けず、ファンからの手紙も読まず全て捨てた"The shy introvert who shone on screen"-guardian.co.uk, Monday 7 August 2000 19.08 BST。

1970年代以降は個性的なバイプレイヤーとしての活躍も目立ち『名探偵登場』でのコミカルで怪しげな盲目の執事役や、『リトル・プリンス』の厳格ながら温厚な祖父役、更には『KAFKA/迷宮の悪夢』においても強面な上司役など演技面の幅広さとアクの強さを見せた。

1959年に大英帝国勲章を受章し、同年ナイトになった‘Guinness, Alec (1914 - )’ 2000, in The Cambridge Guide to Theatre, Cambridge University Press, Cambridge, United Kingdom, viewed 22 June 2011, from Credo reference。また1994年に舞台での長年の功績が称えられ、CHになった。

2000年に肝臓癌で死去。

私生活

1938年に女優で劇作家のメルーラ・サラマンと結婚。1940年に息子マシュー・ギネスが生まれ、同じく俳優となった。

主な出演作品

公開年邦題原題役名備考
1946 大いなる遺産 Great Expectations ハーバート
1948 オリヴァ・ツイスト Oliver Twist フェイギン
1949カインド・ハート Kind Hearts and Coronets
1951ラベンダー・ヒル・モブ The Lavender Hill Mob ホランド
白衣の男 The Man in the White Suit シドニー・ストラットン
1953地中海夫人 The Captain's Paradise ヘンリー・セントジェームズ
マルタ島攻防戦 Malta Story ピーター・ロス
1955 マダムと泥棒 The Ladykillers マーカス教授
白鳥 The Swan アルバート王子
1957戦場にかける橋The Bridge on the River Kwai ニコルソン大佐 アカデミー主演男優賞 受賞英国アカデミー賞 主演男優賞 受賞ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門) 受賞ニューヨーク映画批評家協会賞 主演男優賞 受賞
1958The Horse's Mouth ヴェネツィア国際映画祭 男優賞 受賞
1960ハバナの男 Our Man in Havana ジム
1962アラビアのロレンス Lawrence of Arabia ファイサル王子
1964ローマ帝国の滅亡 The Fall of the Roman Empire マルクス・アウレリウス・アントニヌス
1965 戦場はどこだ!Situation Hopeless... But Not Serious ウィルヘルム・フリック
ドクトル・ジバゴ Doctor Zhivago エフグラフ
1966 ホテル・パラディソ Hotel Paradiso ベネディクト
さらばベルリンの灯 The Quiller Memorandum ポル
1967危険な旅路 The Comedians H・O・ジョーンズ
1970クロムウェル Cromwell チャールズ1世
クリスマス・キャロル Scrooge
1972ブラザー・サン シスター・ムーンFratello sole, sorella luna インノケンティウス3世
1973 Hitler:The Last Ten Days アドルフ・ヒトラー
1976 名探偵登場 Murder by Death ジェームズサー・ベンソンマム
1977 スター・ウォーズ(エピソード4/新たなる希望) Star Wars(:Episode IV - A New Hope) オビ=ワン・ケノービ
1979 ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイTinker, Tailor, Soldier, Spy ジョージ・スマイリー テレビシリーズ
1980スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲Star Wars:Episode V - The Empire Strikes Back オビ=ワン・ケノービ
レイズ・ザ・タイタニック Raise the Titanic'' ジョン・ビガロー
リトル・プリンス Little Lord Fauntleroy ドリンコート伯爵
1982スマイリーと仲間たちSmiley's People ジョージ・スマイリー テレビシリーズ
1983スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還Star Wars:Episode VI - Return of the Jedi オビ=ワン・ケノービ
1984 エドウィン/疑しき隣人Edwin フェニモア・トラスコット卿 テレビ映画
インドへの道 A Passage to India ゴッドボール
1988 Little Dorrit ... aka Nobody's Fault ウィリアム・ドリット
1991 ハンドフル・オブ・ダスト A Handful of Dust トッド氏
KAFKA/迷宮の悪夢 Kafka 事務所長
1993 ノルマンディーの黄昏 Screen One:A Foreign Field エイモス テレビシリーズ
1994 ミュート・ウィットネス Mute Witness
1996 Eskimo Day

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2020/11/25 15:36 UTC (変更履歴
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