あしべゆうほ : ウィキペディア(Wikipedia)
あしべ ゆうほ(本名:非公開、1949年〈昭和24年〉7月12日まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、、15-16頁 - )は、日本の漫画家。女性。青森県三沢市出身。
経歴
1970年、『別冊少女コミック』(小学館)に掲載された「マドモアゼルにご用心」にてデビュー。
以後『月刊プリンセス』や、『ボニータ』・『ミステリーボニータ』(いずれも秋田書店)を中心に活躍。
代表作は『悪魔の花嫁』(原作:池田悦子)、『クリスタル☆ドラゴン』、『ダークサイド・ブルース』(原作:菊地秀行)など。
『ダークサイド・ブルース』は1994年に劇場版アニメとなり、『悪魔の花嫁』は、1988年にOVA化されている。
『月刊プリンセス』創刊期において大きく貢献し、1975年創刊号から連載開始した『悪魔の花嫁』は累計発行部数は1000万部突破2012年3月発売のボニータコミックスα『ダークサイド・ブルース 』(秋田書店)巻末広告よりの大ヒット作となった。
その後の1970年代から1980年代「月刊プリンセス黄金期」においても『悪魔の花嫁』は『王家の紋章』(細川智栄子あんど芙〜みん))、『エロイカより愛をこめて』、『イブの息子たち』(青池保子)、『妖精国の騎士』(中山星香)、『オリンポスのポロン』(吾妻ひでお)、『アンジェリク』(原作:セルジュ・ゴロン&アン・ゴロン、作画:木原敏江)などの作品と共に同誌においてなくてはならない存在であった。
編集委員会の委員長を石ノ森章太郎が務めた『日本漫画家名鑑500』にて、『の花嫁』・『うしろの正面だあれ?』・『クリスタル☆ドラゴン』・『ダークサイド・ブルース』の4作品の書影を代表作として掲載。またp.60のほぼ1頁分に当たる作品イラストには、『クリスタル☆ドラゴン』の第11巻p.131(9巻で入手した)竜の杖の来歴に驚き助言を聞く主人公・アリアンロッドの回想場面が採用されている(1992時点)。
2021年9月1日から10月31日まで、あしべの画業50周年を記念して京都にあるガーデンミュージアム比叡のギャラリーsoRaとロテルド比叡の2会場で、原画展「夢の世界 幻想の軌跡」を開催。
作品リスト
- 悪魔の花嫁(原作:池田悦子、『月刊プリンセス』・『ミステリーボニータ』、 1975年 - 連載中『クリスタル☆ドラゴン』完結のため、『ミステリーボニータ』2014年5月号に掲載して以降は休載している。 、秋田書店)
- クリスタル☆ドラゴン(『ボニータ』・『ミステリーボニータ』1981年 - 連載中 、秋田書店)
- ダークサイド・ブルース(原作:菊地秀行)
- 風の呪歌〜射干玉の髪の姫君
- テディ・ベア
- 魔・ちがいの呪文
- 雷鳴の符
- うしろの正面だあれ?
- 魔獣の棲む森
- マドモアゼルにご用心(『別冊少女コミック』 1970年12月号 - 、小学館)
- セシルがぬいだ…(『別冊少女コミック』1971年7月号 - 、小学館)
- おとなへの出発―十代-心とからだの変化(原作:奈良林祥、作画:あしべゆうほ、学習研究社発行の性教育漫画(1974年))
画集
- 悪魔の花嫁 ― 幻の未収録作品&秘蔵原画集 (秋田書店、2009年12月発売、)
参考文献
- まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、
- 小学館漫画賞事務局、竹内オサム『現代漫画博物館』2006年、小学館、
- (発売:草の根出版会)
注釈
出典
外部リンク
- 水晶宮 - 公式サイト。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/06/29 21:42 UTC (変更履歴)
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