ゆりやんレトリィバァ初監督×南沙良主演「禍禍女」、衝撃の本予告とポスターを披露! シンガポール国際映画祭にも参加決定
2025年12月8日 06:00

ゆりやんレトリィバァの映画初監督作で、南沙良が主演した「禍禍女」の本予告(https://youtu.be/nfRnY4wr35A)と本ポスタービジュアルが披露された。併せて本作が第36回シンガポール国際映画祭のアジア長編映画コンペティションに選出され、現地時間6日、7日に行われる公式上映に、ゆりやんと主演女優賞にノミネートされている南が参加することが発表された。
芸人、俳優、ラッパー、声優、ラジオパーソナリティなど多方面で活躍してきたゆりやんレトリィバァ。2021年、あるテレビ番組で次に挑戦したいこととして「映画監督」と発言したゆりやんを観た本作のプロデューサーがコンタクトを取り始動した本企画。24年のカンヌ国際映画祭の開催期間中に、カンヌの地で映画監督デビューが発表され、話題になった。プロデューサーは撮影までの約1年間、ゆりやんと頻繁に会って恋バナを聞き続けたという。
初監督作品の快進撃は目まぐるしく、世界22の国際映画祭に正式出品・ノミネートされ、第45回ハワイ国際映画祭では「ハレクラニ・ヴァンガード・アワード」を受賞。第54回モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭ではTemps Ø部門の観客賞を受賞し、さらにイタリアの第8回モンスターズ・ファンタステック映画祭では国際長編映画コンペティション部門で「最優秀作品賞」を受賞。そして、11月19日には台湾で行われた第62回台北金馬映画祭で「NETPAC賞」を獲得。日本人監督による受賞は史上初の快挙となり、海外映画祭で、現在「4冠」を達成している。

本予告では、これまで謎のベールに包まれていた本編の内容が明らかに。“好きな人が、別の人を好きだった——。”多くの人が胸のどこかに抱えている淡い恋の痛みから始まり、恋愛映画史上“最狂”の復讐劇へと急転直下し、物語がどんどん加速していく。描かれるジャンルもホラーから恋愛、ヒトコワまで次々と変化。南演じる早苗が穏やかな微笑みを見せたかと思いきや、「私の方が可愛いやんか!」と嫉妬で悶える姿や、「好きなのは、私だけのはずだけど!」と絶叫し、迫力ある表情を見せる寺本唯役・髙石あかりの姿、彼女たちを取り巻くアオイヤマダ、田中麗奈が見せる狂気の表情を捉えている。また、そんな強烈な女性陣を前にして、恐怖で凍りつく前田旺志郎、鈴木福、九条ジョーら男性陣の姿も印象的だが、謎の霊媒師・斎藤工の存在も強烈なインパクトを残している。
本ポスタービジュアルは、無数のハートのシルエットと、鮮やかなターコイズグリーンの目玉に熱く濃厚なキスをする女性が掛け合わされた衝撃的なデザイン。気を抜けば吸い込まれそうな漆黒の瞳に、乱れた長い髪の毛、そして真っ赤なマニキュアと唇の女が、禍禍女なのか。そして口に含んだ目玉は何を意味するのか。謎が深まるビジュアルに仕上がっている。
ゆりやんと南が、海外映画祭“5冠目”をかけて参加するシンガポール国際映画祭は、1987年から続くシンガポール最大かつ最古の映画祭。本作がノミネートされたアジア長編映画コンペティション部門では、2001年に青山真治監督の「ユリイカ」、2006年に廣木隆一監督の「やわらかい生活」が最優秀アジア長編映画賞を受賞。2017年には、役所広司がアジア映画への貢献を認められた人物に贈られる「シネマ・レジェンド賞」を受賞している。ゆりやんと南は、6日、7日の公式上映後に行われるQ&Aに参加を予定している。はたして、海外映画祭5冠目を獲得できるのか注目が集まる。
「禍禍女」は2026年2月6日から全国公開。
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