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記録的大ヒットの考察ミステリー「WEAPONS ウェポンズ」 ザック・クレッガー監督「どうかネタバレしないで」と懇願【独占インタビュー】

2025年11月22日 18:00

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ザック・クレッガー監督
ザック・クレッガー監督
© 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved

全米で社会現象を巻き起こした映画「WEAPONS ウェポンズ」のザック・クレッガー監督のインタビューを映画.comが独占入手した。

本作は、「IT イット」2部作や「死霊館」ユニバースなど、傑作ホラーを数多く生み出してきたスタジオ「ニューライン・シネマ」が実話をもとに描いた考察ミステリー。ジョシュ・ブローリンジュリア・ガーナーオールデン・エアエンライク、オースティン・エイブラムズ、ケイリー・クリストファーベネディクト・ウォンエイミー・マディガンらが出演した。

画像2© 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved

コメディアン、脚本家、監督、俳優など様々な顔を持ち、長編映画監督デビュー作「バーバリアン」で「ホラー映画の未来を変えた」と絶賛されたクレッガー監督だが、最新作ではキャラクターそれぞれの視点でストーリーを構成。フィクションをドキュメンタリーのように見せて表現するモキュメンタリーのような演出を取り入れた。

静かな郊外の町で、水曜日の深夜2時17分、子どもたち17人がベッドから起き、階段を下りて、自らドアを開けたあと、暗闇の中へ走り出し姿を消した。消息を絶ったのは、ある学校の教室の生徒たちだけ。疑いをかけられた担任教師は、残された手がかりをもとに、集団失踪事件の真相に迫ろうとするが、この日を境に不可解な事件が多発。やがて、町全体が狂い出していく。

クレッガー監督は脚本の執筆を振り返り、「ある日、親友の一人が突然亡くなって、僕はとても深刻な苦しい状況に陥っていて、ただ純粋に、必要に駆られて書くことができた。ただそれがどんな作品になるのかはまったくわからなかった」と話す。

そして、「脚本を執筆するとき、僕にはルールがある──『先の展開をまったく知らない状態で始める』ことだ。とにかく書き始めるんだ。だから、この映画になるものを書き始めたとき、最初に入力したのは小さな女の子が物語を語り、子どもたちが家から駆け出していく場面だった」と明かした。

さらに、「正直に言えば、最初の草稿は本当にひどいものだった。そのあと『バーバリアン』が公開されて、最初の草稿を映画として成立させられるまで整えることができた。今回の映画が『バーバリアン』よりもスケールが大きく、より奇妙な作品になったと誇りを持って言えるんだ」と続ける。

画像3© 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved

「一番大きいのは、自信を得られたことだ。制作の過程ではずっと『僕は何をしているのかわかっているのか? 映画を作り、ちゃんと監督できるのか?』と自問していた。でも『バーバリアン』で『そうだ、僕はできる』と自分に証明することができた。だから今回は間違いなく以前よりも自信を持って臨むことができた」と胸を張った。

「最大の学びは、周囲の雑音を遮断して、無視しがちな小さな創造的な声に耳を傾けることだ。その声はとても小さく静かで、制作の混乱のなかで『やり直せ。これは正しくない。方向を変えたほうがいい』と囁く。『バーバリアン』のときは、資金とか時間とかのプレッシャーのせいでその声を押し殺すこともあった。でも『WEAPONS/ウェポンズ』の撮影では『みんな、ちょっと待ってくれ。これは違う。でも何をすべきかはわかっている』と言えた。それは本当に貴重な経験で、『バーバリアン』を作っていなければできなかった」と、自身の成長について語った。

画像4© 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved

「『WEAPONS/ウェポンズ』は最初から奇妙で、終わりはさらに奇妙に感じると思う。でも同時に、できる限り地に足をつけている作品だ。この映画は“僕が描く世界のルール”に従っているから、突如として幻覚的な悪夢のように逸脱することはない。ただし、ひねりがあって、曲がりくねった物語ではある。集団失踪事件の真相をめぐって、20分ごとに新たな展開があり、事件の解明に大きく関わる立場の人々には、それぞれに強烈な視点があって、そこから物語を走り出させることができた」と手応えを明かす。

最後にクレッガー監督は、「僕は人生を通して何百万本という映画を観てきて、心から映画を愛している人間だ。ミステリー&ホラーは今、とても面白い状況にある。挑戦的で、奇妙で、斬新なものを作ることができる数少ないジャンルだ。幸運なことに、僕の創造力はこのジャンルに最も強く共鳴する。2025年の今、ミステリー&ホラーが流行していて人々が注目しているから神様に感謝している」とコメント。

「だから、まだ観ていない人たちのために守ってほしい重要なことがある『どうかこの映画を友だちにネタバレしないでほしい。観る人が純粋に初めての体験を味わえるようにしてほしい』とお願いしたいんだ」と、映画を鑑賞した人たちにメッセージを送っている。

映画「WEAPONS ウェポンズ」は、11月28日劇場公開。本作はワーナー ブラザース ジャパンが配給する最後の洋画作品となり、入場者特典としてワーナー・シールドのロゴを採用したステッカーを数量限定で配布予定。

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