リストラを実施する職務と個人的感情の間で板挟みになる会社員描く「ただ、やるべきことを」予告編、場面写真、主演&監督コメント
2025年11月11日 13:00

2023年・第28回釜山国際映画祭、今年の俳優賞&韓国映画監督組合プラスM賞をダブル受賞した「ただ、やるべきことを」の予告編、場面写真のほか、主演を務めたチャン・ソンボム、本作が長編デビューとなるパク・ホンジュン監督から、日本の観客へ向けてのメッセージが披露された。
2010年代に韓国の造船業界が直面した深刻な不況を背景に、リストラを断行しなければならない人事部社員たちの葛藤と決断をリアルに描いた社会派ドラマ。「君の結婚式」などのチャン・ソンボムが主演を務め本作が長編デビュー作となるパク・ホンジュン監督が、造船会社の人事部で働いた自身の経験をもとに、職業上の義務と個人的感情の間で板挟みになる労働者の心理を描き出す。

大統領の退陣を求める大規模な「ろうそくデモ」が行われた2016年の韓国。造船業は世界的不況に陥り、多くの会社がリストラや廃業を余儀なくされていた。漢陽重工業に入社して4年目になるジュニは人事チームに異動してすぐに、リストラ対象者の名簿を作るよう指示される。会社を立て直すためと自身を納得させ、やるべき仕事をこなしていくジュニだったが、会社都合で対象者が絞り込まれていき、親しい先輩と友人のどちらかを選ばなければならない状況に陥ってしまう。
1月17日からユーロスペースほか全国順次公開。
(C)Nareun Cinema / Myung Films Lab.
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