坂本龍一最後のフィルムコンサート「Ryuichi Sakamoto | Opus」無料野外上映 大阪で一夜だけの特別プログラム
2025年9月1日 11:37

8月30日から「VS.」で開幕する坂本龍一初の大阪での大規模企画展「sakamotocommon OSAKA 1970/2025/大阪/坂本龍一」を記念し9月14日、うめきた公園で坂本龍一最後のピアノソロ演奏を収めたフィルムコンサート「Ryuichi Sakamoto | Opus」特別野外上映会が開催される。
本上映会は、同時期にグラングリーン大阪内「VS.」で開催される企画展と連動した特別プログラム。1970年、18歳の坂本龍一は大阪万博で多彩な音楽とアートに触れ、深い衝撃とインスピレーションを受けた。その経験が彼の音楽活動に大きな影響を与えたように、2025年の大阪で、坂本の演奏を通じて若い世代が何かを感じ、その種が未来につながっていくことを願い、企画された誰でも無料で参加できる一夜限りのスペシャルプログラムだ。
「Opus」は、坂本の2年以上に及ぶ闘病生活の末、逝去半年前の22年9月に、全身全霊を込めて8日間かけて収録されたコンサート映画。撮影に使われたのは、坂本が長年にコンサートやレコーディングで愛用したグランドピアノ。代表曲「Merry Christmas Mr. Lawrence」、最後のアルバム「12」からの楽曲、そして YMO の「Tong Poo」を初めてピアノソロで披露するなど、坂本自身が選んだ全20曲で構成されている。
一音一音を慈しむように奏でる指、息遣い、そしてその手に刻まれた時間。静かで美しい演奏は、儚く、観る者の心に深く響くだろう。
(C)KAB America Inc./KAB Inc.
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