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高良健吾、横浜聡子監督最新作「海辺へ行く道」は「もはや作るジャンルが横浜聡子」

2025年9月1日 17:00

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写真左から宮藤官九郎、坂井真紀、新津ちせ、蒼井旬、唐田えりか、原田琥之佑、高良健吾、中須翔真、山﨑七海、菅原小春、横浜聡子監督
写真左から宮藤官九郎、坂井真紀、新津ちせ、蒼井旬、唐田えりか、原田琥之佑、高良健吾、中須翔真、山﨑七海、菅原小春、横浜聡子監督

横浜聡子監督の最新作「海辺へ行く道」が8月29日に公開初日を迎え、30日に東京・新宿ピカデリーで公開記念舞台挨拶が行われた。横浜監督と主演の原田琥之佑、共演の高良健吾唐田えりか菅原小春蒼井旬中須翔真山﨑七海新津ちせ宮藤官九郎坂井真紀が参加した。

本作は、「ウルトラミラクルラブストーリー」「いとみち」などで知られる横浜監督が、知る人ぞ知る漫画家・三好銀氏の最高傑作と名高い「海辺へ行く道」シリーズを映画化したもの。舞台は、アーティストの移住支援をうたう、とある海辺の街。のんきに暮らす14歳の美術部員・奏介とその仲間たちは、夏休みにもかかわらず演劇部に依頼された絵を描いたり新聞部の取材を手伝ったりと忙しい日々を送っていた。そんな中、奏介たちにちょっと不思議な依頼が次々に飛び込んでくる。

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約800人のオーディションを経て主人公・南奏介を演じた原田は、「2月にベルリンで上映され、先月には小豆島で上映され、そして昨日から全国公開を迎えました。本日は11名と凄い人数での登壇ですが宜しくお願いいたします」と挨拶。絵を描くラストシーンに触れて「奏介は考えて描くより、描きながら考えるタイプだと思ったので、僕も描きながら考えようと思って演じました。ただ横浜監督は僕の演出以上に猫を演出する事が多くて…。ラストシーンなのに猫に全部持っていかれたと思って悔しかった」と猫にジェラシーを感じたと明かし、会場の笑いを誘った。

そんな原田を筆頭とした子どもたちを瑞々しく演出した横浜監督は、「子どもってよくわからないものなので、近づきすぎず適度な距離感を取ろうと思った。彼ら同士が自分たちの力で絆を育む姿が撮れればそれでOK」と、彼らの自然な姿を撮り重ねたと撮影を振り返った。

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高良は、横浜監督の魅力について「もはや作るジャンルが横浜聡子。そこに自分が役として入れたことが嬉しい。台本をもらって『エセ関西弁でいい』と言われたりして、自分に委ねてくれるところも多かった」と話す。唐田は「横浜さんならではの世界観があって、私は横浜さんの撮る子どもたちの顔が好き。本作を観た時にメッチャ横浜さんの映画だと思って、大好きになりました」と本作に魅了されたことを明かした。ダンサー出身の菅原は「普段、踊りを踊っている印象から、動ける人だと思われていただく役もそのようなものが多かった。そんな私に横浜さんは『借金取りの役ってどう?』と。動ける役ばかりの私に、動きを封じてくれたことが嬉しかった。横浜さんはラブリーでユーモアに溢れる人。横浜さん自身の細胞がそのまま映画に反映されています」と絶賛した。

宮藤は「横浜さんは解き放たれるとこんな感じになるのか…と台本を読んで驚いた。キッシュを食べるシーンでは横浜さんから『食べる時はプププと音が出ますよね』と言われて、この人は何を言っているのかと…。何度やってもプププと音を出すことが出来ずにいたら、最終的に『忘れてください』と言われて、流石だなと思いました。完成した映画でもプププとは鳴っていないので、いまだに正解がわからない」と会場の笑いを誘った。

最後に原田は「この作品の魅力は子どもたちよりも大人たちがはしゃいでいて、その対比が魅力のひとつです。自分の新たな代表作が増えたと思うととても嬉しいです」と手応えを語り、横浜監督も「個性たっぷりの魅力的な強者の皆さんの中で原田くん演じる南奏介はどのように見えるのか心配したこともあったけれど、原田くんは素晴らしい皆さんの間に抗うことなく泳ぎ渡って向こう岸に辿り着いていて本当に素晴らしかったです」と称賛した。

画像4(C)2025映画「海辺へ行く道」製作委員会

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