吉岡里帆&水上恒司、カラオケ談議に花を咲かす【「九龍ジェネリックロマンス」初日挨拶】
2025年8月29日 20:00

眉月じゅん氏の人気漫画を実写映画化する「九龍ジェネリックロマンス」の初日舞台挨拶が8月29日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、主演を務める吉岡里帆と水上恒司、共演の竜星涼、栁俊太郎、梅澤美波、フィガロ・ツェン、花瀬琴音、池田千尋監督とともに登壇した。
本作は、ノスタルジーあふれる街・香港の九龍城砦を舞台に、過去と現在が交錯するミステリーラブロマンス。吉岡が「撮影からもう1年たつんだなと。もはやすごく懐かしく思います」と語ると、水上も「工藤という役は34歳で、自分よりも9つ上の役なのでなかなか大変な日々でしたが、自分にとっては大切な財産になっている。こうして初日を迎えられて、ホッとしています」と晴れやかな顔を見せた。

すでに取り壊されている九龍城砦の雰囲気を再現するべく、今でも雑多な街並みを多く残す台湾での撮影を敢行。梅澤は「撮影中、現地はものすごく暑かったんですけど、(吉岡)里帆さんは顔に全然汗をかかないんですよ。私はもう汗ダクダクなのに、すごくきれいで、さすがだなと思って撮影を見てました」と述懐する。

さらに台湾ロケの思い出を尋ねられた水上は、「たしか栁さんが台湾に入られてすぐくらいに、カラオケスナックへ僕と池田監督と助監督さんで行きました。僕も下手くそなりに歌って、池田監督も助監督さんも歌って。いざ最後に柳さんしかいないとなった時に1人だけカウンターの方にいて、僕らに背中を向けてブルースみたいなのを歌っていた。先輩なんですけど、そんな栁さんがすごくいとおしいというか、なんかかわいいなと思った」と明かす。
一方の柳は「ベロベロだったから覚えていない」と語るも、池田監督が「『少年時代』だったと思う」と助け舟を出すと「いや、俺は絶対に『少年時代』は歌わないと思う」と即座に否定し、会場の笑いを誘った。
すると竜星が「柳さんがカラオケを歌ったんですか? それは珍しい。奇跡だよ!」と驚いた様子を見せると、柳も「やっぱり海外に来たから開放感もあってさ……歌っちゃったよね」と照れくさそうに付け加えた。

また、吉岡もカラオケが印象に残っているという。池田監督が「吉岡さんの生歌が聴けてうれしかった」と語ると、吉岡も「この映画は大勢の台湾のスタッフさんに力を貸していただいたのですが、皆さんが日本のことを本当に大事に思ってくださっていて。ありがたいなと思ったんですけど、実は台湾の方は日本語の曲を日本語で歌える方が多くて。おもてなしとして、日本の曲を日本語で歌ってくださるんですよ。フィガロさんも椎名林檎さんや宇多田ヒカルさんの曲を歌ってくださって、それにすごく感動しました」と笑顔をのぞかせた。
台湾出身のフィガロも「宇多田ヒカルさんの『First Love』はほとんどの人が歌えます」と説明。すると竜星がふと思い出したように、「そういえば撮影中に、宇多田ヒカルさんが台湾でライブをしてたよね!」と語るなど、カラオケを通じて深めた絆を確認し合っていた。

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