ケーキの下から“赤い服の女”→菅野美穂&赤楚衛二、大絶叫!【「近畿地方のある場所について」興収10億円突破】
2025年8月21日 15:30

背筋氏の人気小説を実写映画化した「近畿地方のある場所について」の大ヒット御礼舞台挨拶が8月20日、新宿ピカデリーで行われ、主演の菅野美穂と赤楚衛二が登壇。8月22日が菅野の誕生日であることから、一足早くケーキでお祝い……と思いきや、まさかの“絶叫サプライズ”となった。
全国343劇場で公開された本作は、8月8日~11日の初週4日間で興行収入4.4億円、動員31.8万人を記録。2025年に公開されたホラー映画の3日間のオープニング成績としては、動員・興行収入ともに「事故物件ゾク 恐い間取り」「ドールハウス」を超え第1位となっている。8月19日時点では動員75万人、興収10億円を突破している。
韓国では日本公開から5日後の8月13日に公開し、動員数が現時点で12万人超。2025年、韓国で公開された実写の日本映画としては第1位の成績となっていることが発表されると、会場からは拍手喝采。赤楚も思わず「カムサハムニダ!」と大歓喜。今週末から台湾、そしてタイでも公開を予定していることから、菅野は「呪いが末広がりになっていったらいいな」と、本作らしいユニークな表現で作品の広がりに期待を寄せた。

繰り返し観る度に新たな驚きが待ち受けている本作。リピーターは増え続け、舞台挨拶会場でも、すでに3回以上観たという観客が確認できた。リピート鑑賞時のおすすめポイントを尋ねられた菅野は、「団地で子どもたちが『ましらさま』遊びをしているシーン。最初に観た時は私も気づかなかったのですが、子どもたちの遊びの中に“何か”が映っているんです! それにラストシーンにも、初回では気付きにくい“何か”があると聞いて…。初めて観る方は何も考えずに楽しんでほしいですが、出演者でも気付けない部分があるので、私ももう一度映画館で確認したいと思っています!」と熱弁を振るった。

続いて、公式SNSで募集した菅野と赤楚への質問コーナーへ。「今年No.1ホラーに輝いた本作ですが、この世で一番怖いものはなんですか?」という質問には、菅野が「幽霊ですね!」と即答。
対する赤楚は「僕は虫が怖いです!昔はセミやカブトムシにも触れられたんですけど、今は羽音だけで怖くて…。犬や猫と違って、虫は何を考えているかわからないのが一番怖いですね」と顔を強張らせる。これに菅野も「白石監督も、“何を考えているかわからないものが自分に向かってくるのが一番怖い”とおっしゃっていましたよね!」と共感した。
本作が思わず絶叫したくなる場面が満載のホラー映画であることにかけて、「最近叫んだ、または叫びそうになったことはありますか?」という質問には、菅野が「今朝、朝顔に水をあげていたら、びびびびっ!と蝉が鉢の中にいたんです。朝から叫びそうになりました。しかも蝉はなぜか鉢の土の上で羽を休めていて…怖くないですか!? まさにホラー体験でした」と興奮気味。赤楚も負けじと、「最近、日帰りで温泉に行ったとき、山道で鹿が飛び出してきて、その後ハクビシンと猫も続けて出てきて、動物三連チャンでびっくりしました!思わず声が出ましたね。特に鹿には本当に驚かされました」と回答した。

身の毛もよだつ怪異が次々と襲いかかる本作。実は、有名心霊スポットのトンネルでの撮影中に、実際の心霊現象が記録されていたという。今回の舞台挨拶では、その“現場映像”をスクリーンで公開。脚立にかけられた袋が、風もないのにひとりでにゆらゆらと揺れ続ける様子が映し出された、
映像には、白石監督が袋に近づいた瞬間、なぜか揺れがピタリと止むという不可解な現象も収められていた。その“異様なリアルさ”に、会場中からざわめきが……。菅野は「監督…びしっと手で止めてましたね(笑)」と笑い、赤楚も「物理で怪異に抵抗しようとするところ、本作にもつながってますよ(笑)」と応じる。さらに赤楚は、「白石監督と菅野さんがいれば、この映画の現場は怖くないです。陽のパワーが強くて、絶対に怪異をはじき返すだろうなと思ってました」と語り、会場を笑いに包んでいた。

謎解き正解者だけが参加できる大阪での“近畿プレミア”、前代未聞のミステリー・バスツアーを敢行した“東京プレミア”、そしてキャスト陣が自身の恐怖体験を怪談調で披露した初日舞台挨拶など、数々のイベントで観客を震撼させてきた本作。数々の仕掛けで話題を呼んできたプロモーションも、いよいよ今回がラストステージだ。長きに渡る撮影と宣伝活動を共に駆け抜けた菅野と赤楚が、これまでの歩みを振り返った。
菅野は、宣伝活動でいつも赤楚に支えられてきたエピソードを披露。

イベントのクライマックスには、誰も予想しえない“戦慄のサプライズ”が待ち受けていた。
8月22日に誕生日を迎える菅野を祝うため、会場に運び込まれたのは、真紅の台に乗せられたバースデーケーキ。その上には、長い髪の女性と思われる生首の装飾が……菅野は「生首ケーキとはなんとユニークな! この映画にふさわしくて最高ですね!」と大興奮。祝福ムードに包まれ、菅野と赤楚が笑顔で記念撮影へと歩み寄った瞬間、突如として会場に女性の悲鳴が響き渡る。そして台の下から、映画本編で恐怖の象徴として登場する“赤い服の女”が勢いよく出現した。
映画さながらに両腕を高く上げながら現れた“怪異の再現”に、菅野は「キャー!」と大絶叫。観客席からも悲鳴と歓声が交錯し、一瞬にして祝福ムードは恐怖の舞台へと変貌した。隣にいた赤楚は、「こらー!俺もビビっちゃった!」と“赤い服の女”に直接クレーム。さらに菅野は、興奮のあまり「ヒーハー!!」と絶叫しながらまさかのハイタッチ。これには赤楚も「この手はそういう意味だったんですか!?」とつられてハイタッチ。やがて落ち着きを取り戻した菅野は、“赤い服の女”を見つめて思わず笑い、「ありがとうございます!」と感謝まで伝えていた。
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