「カラダ探し」戦慄スポットと化した遊園地ロケに密着! 眞栄田郷敦はクレープを一人一人に手渡しで差し入れ
2025年8月19日 13:30

橋本環奈が主演した大ヒットホラー映画の最新作「カラダ探し THE LAST NIGHT」の現場レポートと、新たなメイキングカットが公開された。眞栄田郷敦、櫻井海音、安斉星来、鈴木福、本田真凜、吉田剛明が挑んだ遊園地でのアクションシーンの舞台裏が明かされた。
「カラダ探し」は、小説創作プラットフォーム「エブリスタ」で人気No.1の携帯小説作品として話題となり、2014年には村瀬克俊氏による漫画版が漫画誌アプリ「少年ジャンプ+」(集英社)で連載され、同サービスで累計閲覧数1億回を初めて突破した人気作品となった。
22年10月14日に公開された実写映画「カラダ探し」は、興行収入11.8億円を記録し、22年公開のホラー映画No.1興収を達成。本作はその最新作となり、前作に引き続き羽住英一郎監督がメガホンをとった。
前作では、明日香(橋本)が突如“カラダ探し”に巻き込まれ、幼なじみの高広(眞栄田)をはじめとしたクラスの仲間たちとともに“赤い人”の恐怖に立ち向かうさまが描かれた。しかし、無事に“カラダ探し”を終わらせた直後、高広の目の前で明日香がこの世から消えてしまう。
今作ではそれから3年後、明日香自身のカラダがバラバラになり、新たな“カラダ探し”メンバーに探される側になるという衝撃のストーリーが展開。高広は、明日香を救い出すために、新たなカラダ探しの参加者である5人の高校生と共に、真夜中の遊園地を支配する“赤い人”の恐怖と対峙することになる。

本作は、24年9月26日に大分県別府市にある遊園地・城島高原パークで撮影がスタート。日中は煌びやかだが、人の気配が消えた真夜中の遊園地は独特の雰囲気を放つ。“キラキラとした青春感”と“ゾクゾクとしたホラー描写”の融合が魅力の本シリーズにぴったりのシチュエーションだ。
今作から加わった櫻井、安斉、鈴木、本田、吉田は、「カラダ探し」を通して絆を深めていく高校生たちの躍動感を生き生きと体現。陸人役の櫻井は「遊園地にずっといられるという体験は、なかなかできないこと」と語り、航役の吉田も「誰もいない夜の遊園地に行くのも初めての体験で、ドキドキワクワクしました」と興奮しきり。

それぞれ初共演となった5人だが、「観覧車から景色を見たい」「みんなでジェットコースターに乗ろうよ!」と相談しながら一気に距離を縮めた。ここ数年、家族と城島高原パークに毎年遊びに行っていたという有紗役の本田は、「運命だと思いました」と声を弾ませ、共演者たちの頼もしいガイド役にもなった。大和役の鈴木は、「海音くんが、とり天バーガーをみんなに差し入れしてくれて。郷敦さんはクレープを一人一人に手渡しで差し入れしてくれました」と明かし、園内のフードで盛り上がる様子も見受けられた。
劇中で参加者たちは、遊園地を縦横無尽に駆け巡りながらカラダを集めていく。鈴木は夜の遊園地でゴーカートを乗り回し、安斉は水しぶきをあげるジェットコースター「ポセイドン」付近で体のパーツを発見し、「水を盛大に浴びました!」とびしょ濡れになりながら大きな笑顔を見せた。

本シリーズは、参加者たちが“何度も死ぬ”のがお約束。櫻井は「陸人がフリーフォールに乗って、落ちてきたら死んでいる…というシーンもあって。“死んでいる”という演技をするので全身の力を抜くことになるんですが、そうすると体が浮いてしまうので。怖かったです!」と苦笑い。吉田も「『これから航はここで何度も殺されるのか』と思うとソワソワして。いろいろな感情が入り混じります」と周囲を見渡す。ワクワク感あふれる遊園地で繰り広げられるホラー描写に注目だ。
本作の最大の見どころは、日本初の木製ジェットコースター「ジュピター」における“赤い人”との激闘シーン。6万本の米松によって組み上げられたジェットコースターは、美しく雄大。日没後、ライトアップされたシルエットにはゾクリとするような凄みがある。

ジェットコースターのスタート地点で、高広&陸人&岬がタッグを組んで“赤い人”と戦うシーンでは、羽住監督を中心に入念に準備が進められた。その間にも試運転が繰り返されたジェットコースターの「ゴー!」という加速音が、現場の緊張感を高める。スタート地点に戻ってきたコースターを舞台に、いよいよ撮影がスタート。激しいアクションが展開する場面となるが、前作から続投となった眞栄田は、「高広ならこう動くと思う」と熱心に羽住監督とディスカッションし、細やかな動きにもキャラクター性を反映させていく。
岬役の安斉が“赤い人”にハイキックを食らわすスピード感あふれるアクションシーンでは、羽住監督から「“赤い人”が来た!と気づいてから、蹴りを入れてほしい。その間が大切」というオーダーが入り、安斉はタイミングに苦労しながらも、本番では渾身の蹴りが炸裂。監督から「OK!」がかかると、安斉は思わず「よっしゃ!」と両手でガッツポーズし、熱演を称えるようにスタッフからも「おおー!」と声が上がった。

“赤い人”は、蹴られてもまだまだ襲いかかってくる。ビビリな性格の陸人も“赤い人”に飛びかかり、必死に戦う。壮絶な死闘を繰り広げていくが、“赤い人”を押さえつけるシーンでは、櫻井が“赤い人”役のキャストに「今の強さ、大丈夫でしたか?」と気遣う場面も。高広、陸人、岬の連携プレイが必須となる場面は、キャスト陣の全身から集中力と一体感がにじみ出る迫力のシーンとなった。
さらに、高広と岬を乗せたジェットコースターは、ハイスピードで上昇&落下。カメラは木製コースターの揺れと、きしむ音までとらえ、まるでコースターに乗り込んでいるかのような臨場感が味わえる。しかも、“赤い人”はコースターの頂上にまで追いかけてくる。原祐樹プロデューサーは、「ジェットコースターを登場させることで、間違いなく前作とは迫力が違うものになる。ジェットコースターで“赤い人”との対決を撮ることができたのは、羽住監督だからこそ。試行錯誤しながらどうやって撮るのかと、新しいことに毎回チャレンジしていらっしゃる」と、羽住監督の手腕を称えた。
「カラダ探し THE LAST NIGHT」は、9月5日全国公開。
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