“切ないのがいいのよ、人生は” フジコ・ヘミング最新ドキュメンタリー、菅野美穂がナレーション担当 予告も公開
2025年8月14日 07:00

4月21日に一周忌を迎えるピアニストのフジコ・ヘミングさんの最新ドキュメンタリー映画「フジコ・ヘミング 永遠の音色」の公開日が10月24日に決定し、菅野美穂がナレーションを務めることがわかった。あわせて、予告編とビジュアル、場面写真が披露された。
本作は小松莊一良監督が、生前からフジコさんと撮影していたプロジェクト。スウェーデン人の父との幼少時の別れ、母の厳しいレッスン、無国籍の生き辛さ、貧しい留学生活、忘れられない恋、聴力の喪失などの苦難を乗り越え、60代で認められ人気ピアニストになったフジコさんの波乱万丈な人生に迫るもの。未公開インタビュー映像・絵日記などから新たな真実が解き明かされる。
2018年に公開され、ロングランヒットした初のドキュメンタリー映画「フジコ・ヘミングの時間」も含め小松監督が約12年間追い続けたからこそ迫れたフジコの素顔が映し出され、圧巻の“ラ・カンパネラ”、名曲クラシックの数々、貴重なオリジナル曲とその人生から生まれた、心揺さぶる演奏も堪能できる。

2003年に放映されたスペシャルドラマ「フジ子・ヘミングの軌跡」でフジコを熱演し、プライベートでも親交があった菅野は「今回の映画で、永遠に輝きの変わらない音色をおいて行ってくださったのだなあと思いました。また、長くひとつの事に向き合ったからこその含蓄ある、貴重な本音のインタビューにハッとしました」と語る。小松莊一良監督は「今回映画の中で初公開する日記を、菅野美穂さんに情感豊かに読んでいただき、フジコさんの当時の心情がより伝わってきました。」と絶賛している。
予告編は「今の世じゃなくても、必ず次の世があるから」というフジコの言葉から始まり、優しく美しい「月の光」の音色が流れる。フジコの家族への思いと交錯してストックホルムに住む義母妹エヴァが語る真実の行方が気になる。後半は波乱万丈の人生から生まれた「ラ・カンパネラ」の音色にのせて様々な演奏シーンが続く。まるでフジコのコンサートにいるかのような臨場感が感じられ、映画館での極上体験を期待させる。
本ビジュアルはパリの自宅で撮影された、愛するピアノの前で猫を抱きしめるフジコをメインにすえたデザイン。下部には彼女のイラストがちりばめられ全体的にフジコ・ヘミングの美しい世界観が匂いたつ。生前に「いいことばかりじゃない。センチメンタルなのもいいじゃない」と語っていたフジコ。彼女の人生観である“切ないのがいいのよ、人生は”のコピーが印象的なビジュアルになっている。

また、ムビチケ前売券(ムビチケオンライン券)の発売が開始され、購入者特典は「オリジナル スマホ壁紙」。さらに、入場者プレゼントとして「オリジナル クリアファイル(A5)」の配布(数量限定)が決定した。10月24日からヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開。
(C)2025「フジコ・ヘミング 永遠の音色」フィルムパートナーズ
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