Aぇ! group佐野晶哉×上白石萌歌「トリツカレ男」声優に決定 2人が息ぴったりに歌うデュエットソングをお披露目
2025年7月29日 08:00

「Aぇ! group」の佐野晶哉と俳優の上白石萌歌が、いしいしんじ氏の短編小説を劇場アニメ化する「トリツカレ男」に声優として参加することがわかった。公開日は11月7日に決定し、佐野と上白石が歌唱する劇中歌「ファンファーレ 恋に浮かれて」を使用した音楽予告(https://youtu.be/SrEsjJXpH6c)が公開された。
©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会原作は、2001年に発表され、06年に文庫化されたラブストーリー。なにかに夢中になると、ほかのことが一切見えなくなるほど没頭してしまうことから「トリツカレ男」と呼ばれる青年・ジュゼッペが、風船売りの少女・ペチカに恋をし、彼女が心の内に抱える心配ごとを解決するため、相棒のネズミ・シエロとともに、これまでにトリツカレてきたさまざまな知識や技術を駆使して奮闘する姿を描く。07年から21年にかけて、複数の劇団により4度にわたって舞台化された。
劇場アニメ版の監督には「映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」の髙橋渉を迎え、脚本はドラマ「腐女子うっかりゲイに告る」の三浦直之、キャラクターデザインは「風人物語」の荒川眞嗣が担当。アニメーション制作は「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」のシンエイ動画が手掛ける。
©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会
©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会みんなに“トリツカレ男”と呼ばれている主人公ジュゼッペの声を担うのは、ミュージカル出演の経歴を持ち、映画やドラマでも幅広い活躍を見せる佐野。「初めて映像を見た時、1枚1枚手書きで描かれた温もり溢れるアニメーションと個性的なキャラクターに釘付けになり、純粋に生きるジュゼッペに勇気をもらいました」と作品の魅力を語り、「好奇心を奮い立たせてくる素敵なストーリーと心躍る音楽をぜひ劇場で! この映画にトリツカレてください!」とアピールした。
©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会
©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会ジュゼッペが恋に落ちる風船売りのペチカ役は、ミュージカル「赤毛のアン」に史上最年少で出演し、俳優として活躍する一方で「adieu」名義でアーティスト活動も行う上白石が担当。「ペチカはさまざまなものを抱え、孤独に生きる女の子。ジュゼッペと出会うことで彼女の凍りついた心がしだいにほどけてゆきます。物事に対しても人に対しても、”好き”という気持ちを混じり気なく心に持つことの素晴らしさを改めて感じました。観終わった後に目に映るものすべてがうつくしく見えるような、そんな作品です」とコメントを寄せた。

本作は「Awesome City Club」のatagiが初めて映画音楽を手掛け、劇中歌5曲と一部劇伴を担当。atagiが制作した劇中歌の1つ「ファンファーレ 恋に浮かれて」は、多幸感あふれる楽曲となっている。
映像は、「トリツカレ男のジュゼッペだぞ」というジュゼッペのセリフからスタート。ジュゼッペはペチカに心を奪われ、緊張のあまり目も合わせることができない。「友達になりたいんだ、キミと」とジュゼッペが気持ちを伝えると、ペチカは「喜んで!」と嬉しさを露わにする。2人の物語が加速していく予感とともに、佐野と上白石が息ぴったりに歌う劇中歌「ファンファーレ 恋に浮かれて」が流れ、2人が仲を深めていく様子が色彩豊かに映し出される。
©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会
©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会atagiは2人が歌う劇中歌について、「まるでお菓子箱を覗くような無邪気さ、何かを予感させる高揚感。誰にも訪れうるそんなワクワクを歌にしたいと思い楽曲を制作しました」と語った。
©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会「トリツカレ男」は、11月7日に全国公開。ムビチケ前売券(カード/オンライン:一般1600円/税込)は、8月8日から発売される。
佐野と上白石、音楽を担当した「Awesome City Club」のatagiのコメント全文は以下の通り。
©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会劇場を出るといつもの世界がいつもより澄んで見えるような映画です。
好奇心を奮い立たせてくる素敵なストーリーと心躍る音楽をぜひ劇場で!
この映画にトリツカレてください!
©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会いしいしんじさんが20年以上前に紡がれた瑞々しい物語に新たな息吹が吹き込まれ、鮮やかな色彩や歌が加わることでさらに豊かな世界が広がったこの作品に参加させていただけて、とても幸せです。
ペチカはさまざまなものを抱え、孤独に生きる女の子。ジュゼッペと出会うことで彼女の凍りついた心がしだいにほどけてゆきます。
物事に対しても人に対しても、”好き”という気持ちを混じり気なく心に持つことの素晴らし
さを改めて感じました。観終わった後に目に映るものすべてがうつくしく見えるような、
そんな作品です。大きなスクリーンでぜひ体感してください!
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