劇場アニメ「KILLTUBE」に塚田悠衣、河西健吾、佐倉綾音が出演 ボイス入りの制作過程映像など公開
2025年7月18日 09:00

2026年の完成を目指して制作中の劇場アニメ「KILLTUBE」の主人公・武蔵(ムサシ)役を塚田悠衣が務めることが決定した。菊千代(キクチヨ)役で河西健吾、玲央(レオナルド)役で佐倉綾音が出演することも明らかになっている。「キャスト解禁ムービー」「鋭意開発中映像 #01」や、新ビジュアルも公開された。
同作は総製作費10億円規模のプロジェクトとして2024年4月に製作が発表され、「108の実験」と称した挑戦・制作プロセスを随時公開中。江戸幕府による鎖国が2026年まで続き、厳格な身分制度が敷かれた日本を舞台として、社会のゴミとして扱われる、武蔵、菊千代、玲央の3人組が身分を唯一変えることができる「決闘配信」に挑み、大衆の嘲笑をはねのけ頂点に挑む姿を描く。決闘動画プラットフォーム「KILLTUBE」に参加して「強いものを倒す」ことで一獲千金を狙う3人は一躍時の人となり、やがて「KILLTUBE」に隠されたある事実を知ってしまう。制作はCHOCOLATE、KASSEN、WACHAJACKの3社が合同で24年に設立したSTUDIO DOTOUが担う。

塚田は、なにものにも縛られず心のおもむくままに生きる主人公・武蔵役で主演に初挑戦。河西が生粋の詐欺師である菊千代役、佐倉が心を失った発明家の玲央役を務める。各人が演じるキャラクターとのコラボレーション画像も公開されている。

「キャスト解禁ムービー」と「鋭意開発中映像 #01」では、制作過程の3DCGアニメとともに3人の声が披露された。「キャスト解禁ムービー」は3人のキャラクターそれぞれに焦点を当てた構成で、「鋭意開発中映像 #01」は、今作の見どころとなるバトルシーンも収録したドキュメンタリーテイストの映像となっている。新ビジュアルには、武蔵が街中を颯爽(さっそう)と駆け抜けていく様子が描かれており、詳細が明らかにされていないキャラクターも多数登場している。

これらの新情報は、7月4~6日に開催された北米最大級のアニメ・ポップカルチャーのイベント「Anime Expo 2025」内で発表。トークパネルには、監督の栗林和明とプロデューサー陣が登壇した。
また、同作の関連アイテムを販売するサイト「KILLTUBE BACKERS’STORE」もオープンした。「KILLTUBE」プロジェクトの「ファンとともに作品を育てる」という試みの一環として、一売上の一部は作品の制作費や、宣伝費に活用される。オープン時点では、購入者が登場する世界に1枚のポスター、クレジット掲載権、作品本編に登場できる権利などが販売されている。
キャスト陣からのコメント全文は以下の通り。

夢の主人公、夢の少年役、夢の劇場版作品、一気に3つもの夢が叶うチャンスをつかんだ瞬間の興奮は忘れられません。
人生が変わるぞ、人生を変えるぞ、と覚悟を決めました。武蔵をオーディションで演じた時から、まっすぐさ・素直さから来る自由を感じていました。それをすごく楽しいと思えたことが、印象的なオーディションでした。
最後まで、演じることを楽しみ切りたいと思います。
てっぺん目指すぞ、武蔵。

リリースにあたり宣伝用のスチールも撮影させていただいたり監督ともどういった作品に仕上げていくか熱いディスカッションしたりと、ほかにない新しい試みのもと制作中です。
この新しい試みの作品、ぜひ楽しんでいただけますと幸いです。

スクリーンで躍動する栗林監督の映像を今からとても楽しみにしています。
レオナルドはクールでキュート、オーディションの時にひたすらお芝居を引き算していったのが印象的です。
たくさんの皆さんに応援していただけますように。
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