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竹野内豊の繊細な優しさ、玉木宏が明かす「エアコンの吹き出し口を1個ずつ…」

2025年7月9日 14:10

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完成を報告した竹野内豊(中央)と玉木宏(右)、奥平大兼
完成を報告した竹野内豊(中央)と玉木宏(右)、奥平大兼

映画「雪風 YUKIKAZE」 の完成報告イベントが7月9日、都内で開催され、主演の竹野内豊をはじめ、玉木宏奥平大兼が出席した。

太平洋戦争下の数々の戦場で多くの将兵たちを救出し、必ず無事に帰ってきたことから、いつしか“幸運艦”と呼ばれるようになった実在した駆逐艦「雪風」の艦長をはじめ、乗組員たちのドラマを描く。

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「雪風」艦長・寺澤を演じた竹野内は「現代を生きる中で、ふと命の尊さを感じることはあっても、自国を守る駆逐艦の艦長として、乗務員だけでなく彼らに関わる全ての大切な人たちの命を守らなくてはならない――その重責は容易に想像できるものではなかったです」と述懐。「撮影が始まってみて、一人一人の船員のキャストの方々と一緒にお芝居する中で、みなさんの一致団結する姿に支えられて、いつの間にか艦長にしていただけた、そんな感じでした」と明かす。完成した映画を観て「当時の人々の精神性の高さに心打たれるものがありました。人間として生きていて、当たり前のことなのに、いつの間にか物質社会で満たされた中で生きていて、どこかに置き忘れてしまったことを改めて思い出させてくれる映画だと感じました」と語った。

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艦のことを知り尽くした先任伍長の早瀬を演じた玉木は「“現場の人間”感というのを大事に演じました」と語る。意外にも、竹野内とは初共演となったが、印象を問われ「物腰が柔らかく、穏やかで、繊細な優しさを持った方です」と語り「ここ(会見場)に来る時もみんなで車に乗ってきたんですけど、エアコンの吹き出し口を1個ずつ触って、ちゃんと後ろに(冷気が)届くように調整してくださっていました」と竹野内の細やかな優しい振る舞いを明かしてくれた。

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若き水雷員の井上を演じた奥平は、戦争映画への出演は今回が初めてとなったが「台本を読ませていただいて、知らないことだらけで、詳細に当時のこと、当時の人たちの気持ちが書かれていて、若い人の視線で映画を通して届けられたら嬉しいなと思いながら挑んでいました」と振り返る。玉木との共演シーンが多かったが、奥平は「印象的なシーンとして、夜中に艦の点検でほぼ初めて(早瀬と)2人きりで話をするシーンがありまして、すごく居心地が良かったのを覚えています。先任伍長は上司であり、兄貴的存在なのですが、あのシーンがあったおかげで、(早瀬に対し)言葉にするのが難しい不思議な絆を感じました」と語った。

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本作は8月15日の終戦記念日に公開を迎えるが、竹野内は「この話は、いまとなっては、遠い昔のような話ですけど、決して単なる歴史の1ページとして終わらせてはいけないような気がしています。私たちは、どんな資料や体験談から学ぶことがあったとしても、絶対に本当の戦争の恐ろしさを知りうることはできません。当時を生きた人々の心情を映画でみなさんと一緒に体感することで、より深くみなさんの心の中に情景として記憶に残せるんじゃないか? そういう思い込めてこの作品をつくりました。多くの人々に広くこの作品が届くことを願っております」と力強く呼びかけた。

雪風 YUKIKAZE」は8月15日から公開。

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