ハリー・ポッター役の稲垣吾郎、ダンブルドア役の市村正親ら舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」新キャストビジュアル公開
2025年7月8日 17:00

ロングラン上演中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」東京公演(TBS赤坂ACTシアター)で、4年目新キャストを務める稲垣吾郎、平岡祐太、松井玲奈、関町知弘、市村正親ら16人の扮装ビジュアルが公開された。あわせて、ビジュアル撮影に密着したレポートが公開された。
本作は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者であるJ・K・ローリングが、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンと共に舞台のために書き下ろしたシリーズ8作目の物語。小説の最終巻から19年後、父親になった37歳のハリー・ポッターとその息子・アルバスの関係を軸に、新たな冒険物語を紡ぐ。2022年に開幕した東京公演は、総観客数120万人を突破し、通算1200回公演を達成した。


ビジュアルがお披露目されたのは、ハリー・ポッター役の稲垣吾郎と平岡祐太、ハーマイオニー・グレンジャー役の松井玲奈と奥村佳恵、ロン・ウィーズリー役の上山竜治と関町知弘、ドラコ・マルフォイ役の渡辺邦斗、ジニー・ポッター役の安藤聖と吉井怜、アルバス・ポッター役の原嶋元久、スコーピウス・マルフォイ役の大久保樹、ローズ・グレンジャー・ウィーズリー役の倉澤雅美、デルフィー役の野邑光希、エイモス・ディゴリー/アルバス・ダンブルドア/セブルス・スネイプ役の市村正親、マクゴナガル校長役の岡まゆみと白木美貴子。


ハリー役の稲垣と平岡、ハーマイオニー役の松井、ロン役の関町、ダンブルドア役の市村のビジュアル撮影に密着したレポートは以下の通り。

ロングラン上演4年目を迎える舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』。新キャスト22名が加わった7月からの公演に向けて、都内にてビジュアル撮影が行われた。新キャストの中から稲垣吾郎、平岡祐太、松井玲奈、関町知弘、市村正親の5人の撮影現場レポートをお届けする。

スタジオ内は照明が暗く落とされ神秘的なムード。そこにまず登場したのはハリー役の稲垣吾郎。スーツ姿にお馴染みの傷跡のあるメイクで登場。スタッフの説明に「わかりました」と頷くと、スーッと静かな表情になった。杖ありのポーズではさまざまなバリエーションを披露。左右の手をクロスさせるようなポーズに周囲から歓声が上がる。撮影中「チェックします」の声で撮影が止まるたびに、稲垣はふっと小さく息を吐いた。それだけ集中して撮影に臨んでいることが伝わってくる。メインカットでは「エネルギーが欲しい」というリクエストを受け、意志の強さを感じさせるような表情に。撮影終了後、稲垣は「いよいよハリーを演じるのだなと感じて、身が引き締まる思いです」と実感を込めて語った。

同じくハリー役の平岡祐太はスタジオに入り、「すごい世界に来てしまった」と神秘的な雰囲気に感動の声を上げる。大きな白いバック紙の中央に立つと、スッとポケットに手を入れた。線の細い横顔の印象とややワイルドなポーズのギャップが面白い。杖を持ったポーズでは、低い位置で構えたり、足をそろえてジェントリーな雰囲気を醸し出したかと思えば今にも魔法を放ちそうな躍動感のあるポーズを取ったりと、多彩なバリエーションが飛び出した。

ハーマイオニー役の松井玲奈は、アートディレクターに扮装姿を褒められ「きれいに見えるように頑張ります」と笑顔を見せながら、背筋を伸ばして撮影位置へ。凛々しく美しい立ち姿を見せる一方、杖ありの撮影では、杖を持った右手を前方に大きく突き出し強敵に立ち向かうような力強い姿なども披露。チェックのために撮影が止まると、一人で鏡に向かいポーズを試していて、ビジュアル撮影への熱い意気込みが伝わってきた。

続いてロン・ウィーズリー役の関町知弘。杖を持った撮影では、スタッフが用意したポーズ見本を参考に杖を構え、杖の角度や顔の向きなどを撮影しながら細かく変えていく。「表情に少しドラマをください」と言われて、キリッとした顔に。魔法使いとして大事なアイテムを持ったカットだからか、関町にもスタッフたちにも強いこだわりを感じる。関町が舞台の本番さながらに杖を振るうと、ハリポタの世界の輪郭が鮮やかに浮かび上がった。

最後に市村正親がダンブルドアの衣裳で撮影。シャッターを切るたびにカメラマンが「カッコいい!」と声を上げる。「杖を少し寝かせると長さが出ます」「表情厳しく」などのリクエストに応えて、市村のポーズや表情が変化。1枚ごとに威厳のあるダンブルドアが出来上がっていった。撮影終了後、感想を聞かれて「ハリーの世界に来たんだなと思ったよ。早くこの格好がしたかったんだ。稽古着じゃ気持ちが入んないでしょ?」とイタズラっぽい瞳で語った。

ビジュアル撮影には、ヘア、ウィッグ&メイクアップ補のニナ・ヴァン・ハウテン氏も参加していた。国際的に展開している作品のキャラクターの見た目をオリジナルプロダクションと同様に保てるようにチェックする役割を負っている。「全てのキャラクターにははっきりとしたシルエットが決まっています。写真撮影の際にもそれを実現できているか気をつけています」。ただし、日本独自のヘアスタイルなどもあるという。たとえばハーマイオニーの髪型は「ほかの国では前側に編み込みをして後ろはアフロヘアになっているのですが、日本人キャストには合わず、適切なヘアスタイルではなかったので、カールを緩やかに大きくし、オリジナルプロダクションと同じシルエットを維持するためにアップスタイルにしました」。コピー&ペーストではできないクリエイターの試行錯誤から生まれた工夫が、込められているのだ。
本番に先立って衣裳を身につけ、メイクをして役になりきる。ビジュアル撮影は稽古とはまた違う、役作りの魔法なのかもしれない。新キャストたちそれぞれの気合いのこもった様子に、舞台への期待がますます高まった。
一般販売中
TBSチケット:7月19日午前10時~8月1日午前9時59分
ホリプロステージ:7月19日午前10時~8月1日午後23時59分
8月2日午前10時~TBSチケットとホリプロステージで発売
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