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「私たちが光と想うすべて」本編映像&メイキングショット カパーリヤー監督長編デビュー作「何も知らない夜」期間限定公開

2025年7月3日 11:00

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メイキングカット
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(C) PETIT CHAOS - CHALK & CHEESE FILMS - BALDR FILM - LES FILMS FAUVES - ARTE FRANCE CINÉMA - 2024

第77回カンヌ国際映画祭で、インド映画史上初のコンペティション部門グランプリを受賞したほか、100を超える世界の映画祭・映画賞にノミネート、25以上の賞を獲得した「私たちが光と想うすべて」の本編映像、メイキングショットが披露された。併せてパヤル・カパーリヤー監督の長編デビュー作「何も知らない夜」が8月8日からBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下で期間限定公開される。

インドのムンバイで看護師をしているプラバと、年下の同僚のアヌ。2人はルームメイトとして一緒に暮らしているが、職場と自宅を往復するだけの真面目なプラバと、何事も楽しみたい陽気なアヌの間には少し心の距離があった。プラバは親が決めた相手と結婚したが、ドイツで仕事を見つけた夫から、もうずっと音沙汰がない。アヌには密かに付き合うイスラム教徒の恋人がいるが、親に知られたら大反対されることはわかっていた。そんな中、病院の食堂に勤めるパルヴァディが、高層ビル建築のために立ち退きを迫られ、故郷の海辺の村へ帰ることになる。揺れる想いを抱えたプラバとアヌは、一人で生きていくというパルヴァディを村まで見送る旅に出る。そして2人はそれぞれの人生を変えようと決意させる、ある出来事に遭遇する──。

私たちが光と想うすべて」本編映像は、秘密の恋を続けるアヌとシアーズの逢瀬を捉えたもの。インドで今もなお根強く残るしがらみに縛られ、恋人であることを公にはできない二人は、ある海辺の街の洞窟で密会。そこで、かつて洞窟を訪れた誰かが岩壁に書いた<自由>という文字を見つけ、これからの人生についての不安を囁くように吐露する。“自由に生きたい”という切実な願いと、社会や家族、伝統がもたらす重圧。そのはざまで揺れるふたりの繊細な感情を丁寧にすくい取った、静かで心を打つワンシーンだ。

「何も知らない夜」
「何も知らない夜」
©Petit Chaos – 2021

カパーリヤー監督が2021年に手がけた初長編ドキュメンタリー「何も知らない夜」は、カパーリヤー監督がインド映画テレビ技術研究所の学生であった自身の体験を元に映画化、第74回カンヌ国際映画祭監督週間に選出、ベスト・ドキュメンタリーを受賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭2023でも大賞を受賞した作品。映画大学の寮から学生L(エル)の恋文が入った小箱が発見され、Lの手紙が語るカースト制度によって阻まれた恋人たちの苦難を背景に、2016年に実際に起こった政府への抗議運動、極右政党とヒンドゥー至上主義者による学生運動の弾圧事件の真実が描き出され、叶わぬ愛の物語と記録映像を通じて、インドの社会の問題を炙り出す。変革を望む学生たちの情熱や信念、映画への愛を描き出す。

私たちが光と想うすべて」は7月25日から、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。

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