「アイアンハート」主演のドミニク・ソーン、“超えるべき存在”アイアンマンへの思いを語る
2025年7月2日 15:00

マーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ「アイアンハート」(ディズニープラスで配信中)で、主人公のリリ・ウィリアムズ/アイアンハートを演じるドミニク・ソーンが、偉大なる先人で“超えるべき存在”でもあるトニー・スターク/アイアンマンに対する思いを語った。
ソーンが演じるリリは、トニーに匹敵し、革新的なパワードスーツを発明する若き天才。初めての発明は3歳の頃で、現在は、トニーの出身校でもあるマサチューセッツ工科大学に通っている。天性の頭脳と圧倒的なひらめきで、自作のガジェットやスーツを次々と開発してきた。

先日配信された第1話の冒頭で、リリは「スタークさんのレガシーを引き継ぎ、安全な社会を作るの」と強く意気込み、目標に向かって邁進していく。原作コミックスでは、“アイアンマンの後継者”とされており、比較されることも多いだけに、演じるソーンも、その存在を意識せざるをえないと語る。
「リリ・ウィリアムズを演じる上で、トニー・スタークのアイアンマン像から離れることは重要だったと思います。それと同時に、リリにとっては、自分の生い立ちやコミュニティのなかで、アイアンマンという役割を引き受けたいと思うに至った理由を、深く掘り下げていくことも、非常に重要だと思います。そして、このシリーズでは、彼女がその決断と、その責任を体験していく姿を目撃することになります」

パワードスーツを自作できるほどの天才発明家にして、型にはまらない自由な発想と“鉄の意志”を持ち合わせるなど、トニーとリリには多くの共通点がある。「なぜスーツを作るのか?」と問われたリリは「作れるから」と答え、大いなる力を持つ者の責務を全うしようと努めている。ソーンが目指すのは、トニーの背中を追いながらも、トニーにはない“リリらしさ”も表現することだ。
そんなリリの個性について、制作総指揮・脚本を担当するチナカ・ホッジは、「リリはトニーのような天才発明家ですが、億万長者ではなく、権力も持っていませんが、女性を中心に据えた未来を象徴しているような人物なのです」と語っている。
「将来、彼女の才能はトニーを超えるか?」という問いに、ホッジは「そう願っています。私はトニー・スタークの素晴らしい功績を、決して軽視するつもりはありません。ですが、私は、常にいまの世代よりも、その次の新しい世代が優れていることを願っています。そうでなければ、私たち人間は一体何をしているのでしょうか? リリとトニーに対しても、同じように感じているんです」と、真摯に返答している。
その思いは、トニー・スターク/アイアンマンを演じたロバート・ダウニー・Jr.も同じようで、“後継者”リリに対して「とても楽しみにしているし、応援しているよ」と、熱いエールを送っている。もちろん、ソーンも「ロバートからは、たくさん激励をいただきました。彼はいくつかのエピソードを見てくれて、とても応援してくれているんです」と、ダウニー・Jr.への敬意を胸に刻みつけている。
「アイアンマン」(2008)から早17年。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は進化を重ねながら、現在、新たなフェーズに突入し、次々と新作をリリースしており、次世代を担う新たなヒーローたちの活躍も目覚ましい。彗星のごとく現れたアイアンハートが、その先頭に立つべく、トップスピードで世界をかけ抜ける姿に注目だ。
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