限りなく青く深い海のドラマ、リュック・ベッソン「グラン・ブルー 完全版」4K版が8月29日公開
2025年6月13日 09:00

リュック・ベッソン監督の傑作「グラン・ブルー 完全版」の4Kリマスター版が、8月29日から公開される。4K版の公開を記念して新たに制作されたポスタービジュアル、本予告、場面写真が披露された。
ベッソン監督が29歳で手がけた本作は、1988年にフランス全土で公開され1000万人以上を動員する大ヒットを記録。若者達の絶大な支持を集め、「Grand Bleu Generation」と呼ばれる社会現象を巻き起こした。
主人公のモデルが伝説的なダイバーにして“イルカに一番近い男”と称された故ジャック・マイヨール。そして、物語の奥には幼少期より海に慣れ親しんで育ったベッソン自身の記憶や体験も息づいている。17歳のときに“グラン・ブルー”の世界に魅せられたベッソンの夢の結晶であり“原点”を、彼の頂点作と位置づける映画ファンは少なくないだろう。これまでに様々なバージョンが劇場公開され、観る者を惹きつけてやまない不朽の名作だ。

幼い頃に海辺で出会い、潜水の腕を競い合ったジャック(ジャン=マルク・バール)とエンゾ(ジャン・レノ)。大人になったエンゾは、フリーダイビングの大会にジャックを誘う。勝負に燃える情熱的なエンゾと、イルカと対話し海と心を通わせるように潜る孤高のジャック。ふたりは競い合いながらも互いに影響を与え合う。そしてジャックは彼に想いを寄せるジョアンナ(ロザンナ・アークエット)との関係に戸惑いながら、海への憧れと人間世界との狭間で揺れ始める――。ある日、ジャックは人間の限界に迫るような記録を打ち立てる。負けず嫌いのエンゾは、なおもその記録に挑み続けようとする。
予告編では、“グラン・ブルー”を追い求めたふたりのダイバーの男と彼らに魅せられたひとりの女の物語が切り取られており、地中海のまばゆい光、静寂に包まれた海の神秘を繊細にすくいとった撮影とエリック・セラの切なく甘美な旋律が印象的な映像となっている。

また、ムビチケ前売券(オンライン)が6月20日から販売開始となる。購入者全員に、イルカと人が戯れる様子が印象的な旧版のビジュアルを使用した特製スマホ壁紙がプレゼントされる。8月29日から、角川シネマ有楽町ほか全国順次公開。
(C)1988 GAUMONT
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