バカリズム脚本「ベートーヴェン捏造」、山田裕貴&古田新太の愛が溢れるスペシャルメイキング映像
2025年5月28日 07:00

バカリズムが脚本を手掛け、山田裕貴と古田新太の共演で人気歴史ノンフィクションを実写映画化した「ベートーヴェン捏造」から、セットでの山田と古田を捉えた特別写真と、2人のコメント付きスペシャルメイキング映像が公開された。
特別写真は、クシャクシャにされた楽譜が散らばり、本が乱雑に積まれたベートーヴェンの生活感漂う部屋で、数々の名曲を生み出したであろうピアノと共に、有能な秘書・シンドラーと楽聖・ベートーヴェンが佇む姿を捉えている。だが本当の彼らの姿は、“推しへの愛をこじらせた男”と“短気で癇癪持ちの小汚いおじさん”というカットだ。
スペシャルメイキング映像は、ノリノリでインタビューに応じる山田と古田のコメントを紹介しつつ、撮影現場の模様をレポートしている。撮影が進むにつれ「ベートーヴェンへの愛が芽生え始めている」という山田だが、「バカリズムさんが書いた脚本をいかに面白く出来るのか!? というプレッシャーだけですかね」と素直な心情を吐露している。一方、古田は「あとはもう監督のここ次第でしょう」と腕を叩き、作品の内容に自信を見せつつ、監督にプレッシャーをかけている。

本作の原作は、19世紀ウィーンで巻き起こる音楽史上最大のスキャンダルの真相に迫った「ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく」(かげはら史帆著/河出文庫刊)。耳が聞こえないという難病に打ち克ち、歴史に刻まれる数多くの名曲を遺した聖なる孤高の天才音楽家・ベートーヴェン。しかし、実際の彼は下品で小汚いおじさんで、忠実なる秘書・シンドラーが世の中に伝わる崇高なイメージを“捏造”していた。シンドラーは憧れのベートーヴェンを絶対に守るという使命感から、ベートーヴェンの死後、“下品で小汚いおじさん(真実)”から“聖なる天才音楽家(嘘)”に仕立て上げる。
脚本を担当したのは、ドラマ「ブラッシュアップライフ」で第32回橋田賞、東京ドラマアウォード2023(脚本賞)など国内外で数々の賞を受賞。2025年1~3月に放送されたドラマ「ホットスポット」も話題になったバカリズム。本作では原作を丁寧に紐解き、緻密な取材を加え脚本化。世紀の大スキャンダルを、ご近所感満載のユルい会話劇で描く。
監督は星野源、藤井風、「Perfume」などのMVやCMを多く手掛け、音楽を用いた映像演出にも定評がある関和亮。バカリズムとは映画「地獄の花園」、ドラマ「ケンシロウによろしく」に続くタッグとなる。
山田が演じるのは、ベートーヴェンへの愛が重すぎる、忠実なる秘書・シンドラー。愛ゆえに暴走していくシンドラーを情熱的に、時に切なく体現する。そして、古田がシンドラーから熱烈に敬愛されるベートーヴェン役で共演する。
「ベートーヴェン捏造」は、9月12日から全国公開。
(C)2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates and Shochiku Co., Ltd. All Rights Reserved.
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた注目作】実際に観てきたら…個人的に“過去最高”!!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映