香港国家安全維持法施行から5年、民主化を要求する抗議活動を命懸けで撮影した「灰となっても」予告編
2025年5月13日 17:00

香港出身のアラン・ラウ監督が2019年に起きた香港の民主化を要求する大規模な抗議活動を記録したドキュメンタリー「灰となっても」の予告編が、公開された。
14年の雨傘運動に続き、19年の逃亡犯条例改正案反対デモを発端に広がった民主化運動。デモ参加者は香港の人口の3割を占める約200万人(主催側発表)にまで膨れ上がり、市民と警察の衝突は日を追うごとに激しさを増していった。フリージャーナリストのアラン・ラウ監督はその最前線でカメラを回し、香港の若い世代の勇ましさや恐れを知らない心、そして香港警察当局の冷酷さと残酷さを記録していく。
混乱と暴力が渦巻く現場で、ラウ監督は「ジャーナリストは客観的であり続けるべきなのか? どのような行動をするべきなのか?」というジレンマに直面しながらも、命懸けで撮影を続ける。1000時間以上の映像をもとに映画として完成させ、ニュース報道だけでは伝えることのできない現場の生々しい様子を映し出す。
公開された予告編では、ジャーナリストの眼(カメラ)を通して、香港民主化を求めるデモの混乱と最前線で闘う若者たちの姿が全面に映し出される。「僕たちが守らなけらば誰が故郷を守ってくれる」という彼らの切実な言葉と覚悟が伝わる。香港での上映が不可能な本作、ぜひ日本のスクリーンで確認してほしい。「灰となっても」は6月28日からシアター・イメージフォーラムほか全国公開。
(C)rather be ashes than dust limited
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