日本語&手話とクルド語で、言語・コミュニケーション格差を描く前代未聞のコメディ「みんな、おしゃべり!」11月下旬公開
2025年5月3日 12:00

挑戦的なオリジナル作品に定評がある河合健が、日本手話とクルド語を題材にしたオリジナル脚本で、消滅危機言語、コミュニケーションの問題に取り組んだ「みんな、おしゃべり!」の公開が決定し2025年11月下旬公開される。
電器店を営むろう者の父と弟、聴者の夏海の古賀家。同じくその町に暮らすクルド人一家が、些細なすれ違いから対立してしまう。両者の通訳として駆り出されたのは夏海と、クルド人一家の中で唯一日本語が話せるヒワだった。お互いの家族の通訳を行う中で、2人の間には次第に信頼関係が生まれるが、両家の対立は深まるばかり……。そんなある日、夏海の弟の駿が描いた謎の文字が、町を巻き込む事態へと発展し、想像を超えた結末へ――言語・コミュニケーション格差下で繰り広げられる、誇り高き小競り合いを描いた、前代未聞のオリジナル・コメディだ。
親がろう者のCODAである河合監督が、登場人物と同じ第一言語に属する人々ををキャスティングした。主人公のCODA(Children of Deaf Adults/ろう者の親を持つ聴者の子どもの意)の夏海役は映画「愛のゆくえ」の長澤樹、父の友人役にはドラマ「デフ・ヴォイス」の那須英彰、同じく父の友人役として映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」の今井彰人、街おこしを計画する団体職員役に板橋駿谷、ろう学校の先生役として小野花梨が参加している。また、夏海の父・和彦役で演技に初挑戦するのは、西日暮里でラーメン屋を営む麺屋「義」の店長でろう者の毛塚和義。その他にも演技初挑戦となる、ろう者・クルド人が多数出演している。
また、本作のクラウドファンディング(https://camp-fire.jp/projects/842423/view)が本日よりスタート。映画の応援者を募るために、前売り券とセットになったオリジナルTシャツやパンフレット、非売品メイキングBlu-rayなどのリターンが設定されている。
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