広瀬すず×杉咲花×清原果耶、公開から約1カ月後の舞台挨拶に感慨 ネタバレOKトークで語り合う
2025年4月30日 22:00

俳優の広瀬すず、杉咲花、清原果耶が4月30日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「片思い世界」の大ヒット御礼舞台挨拶に登壇し、互いに刺激を受けた共演だったことを明かした。
本作は、「花束みたいな恋をした」の脚本・坂元裕二、監督・土井裕泰が再タッグを組み、強い絆で結ばれた3人の女性・相楽美咲(広瀬)、片石優花(杉咲)、阿澄さくら(清原)が織りなす日常と究極の“片思い”を、オリジナル脚本で描いたラブストーリー。

この日はネタバレOKということで、3人が置かれた設定などについての感想を語り合う展開に。登場人物の3人が事件に巻き込まれ死んでしまっているという設定を読んだ際、広瀬は「普通に考えると、とても残酷な現実だと思ったのですが、楽しそうな3人が描かれているので、とても温度を感じるなと思いました」と感想を述べる。

杉咲も「3人に見舞われるのは悲劇なので、最初に脚本を読んだときは鈍器で殴られたような感じだったのですが、一方でそういうお話だと知って鑑賞に来てくださった方は、心の準備ができるのかも」と設定が解禁になったことでの効果を述べる。

清原も「私が演じたさくらは、美咲や優花が大好きで、それが人生のすべてと言っても過言ではない子。脚本を読んで、人を思い続けることの強さと儚さ、切なさを感じました」と語っていた。
大変な設定ではあるものの、撮影での苦労は「いい意味でなかった」と断言した広瀬。それは杉咲や清原と、あまりにも自然な日常を紡ぐことができたからと述べると、杉咲も「12年間の絆がある3人。その関係性を大切にしたいと思い、何回もご飯に行きました」とコミュニケーションはしっかりとれたという。

公開から約1カ月が経ったなかで行われた舞台挨拶。広瀬は「自分のなかにはずっとあり続ける作品です」と特別な思いがあることを明かすと、清原も「公開からここまで時間が経ったなか、こうして舞台挨拶を行うのは初めてかもしれません」と反響の大きさに感謝の念をにじませていた。


杉咲は「かけがえのない2人、そして『片思い』チームのみなさんと踏ん張って、踏ん張って撮影をやってきたのが、映画に映っていると思います」と話せば、広瀬も「近くにいたわけではありませんが、10代から切磋琢磨してきた2人と、こんな素敵な作品でご一緒できたことは、とても貴重で幸せな経験になりました」とすがすがしい表情で語っていた。
※記事初出時、見出し・本文に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
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