子どもと大人の間で揺れる、11歳の少女のひと夏 早川千絵監督「ルノワール」予告編&ポスタービジュアル
2025年4月11日 07:00

第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネートされた早川千絵監督の最新作「ルノワール」の予告編、ポスタービジュアルが公開された。
最新作「ルノワール」は、日本、フランス、シンガポール、フィリピン、インドネシアの国際共同製作作品。日本がバブル経済真っ只中だった80年代後半の夏、闘病中の父と、仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキの物語。マイペースで想像力豊かなフキは、空想にふけりながら、それぞれに事情を抱えた大人たちと触れ合う。子ども特有の感情を細やかに描写すると共に、フキが関わる大人たちの人生のままならなさや、人間関係の哀感を温かなまなざしとユーモアを持って描き出す。

主人公・フキを演じるのは鈴木唯。役柄と同様11歳だった彼女は、多数の候補者の中からオーディションで主演に大抜擢された。真っ直ぐに大人を見つめる視線、この年齢ならではの自然な躍動感、時折見せる寂しげな表情など、スクリーン一杯に広がる彼女の瑞々しい演技に誰もが心奪われるだろう。フキの母・詩子役に石田ひかり、父・圭司役にリリー・フランキーと、数々の映画賞を受賞してきた名優に加え、フキが出会う大人たちには、中島歩、「PLAN 75」に続き河合優実、坂東龍汰ら大ブレイク中の若手実力派俳優陣が出演する。
予告編では、11歳のフキが「みなしごになってみたい」というタイトルの作文を提出し、母親(石田ひかり)が担任教師に呼び出されるシーンから始まる。自由な発想で時たま大人を驚かせるフキだが、闘病中の父親(リリー・フランキー)をいつも気にかけ、放課後は父親の病室へ通う。そんな日々の中で、フキがそれぞれに事情を抱えた大人たちと対峙する姿が紡がれていく――。
同じマンションに住む久理子(河合優実)が、哀しみに暮れた表情で、ベランダから下を見下ろしている事に気付くフキ。久理子は誰にも話せずにいた秘密をフキに打ち明け始める。またある時は、母が知り合った男性・御前崎(中島歩)や、大学生・薫(坂東龍汰)と出会い、フキの日常が変化していく。「人が死ぬと泣く、どうして悲しいんですか?」と大人に問いかけるフキの声。子どもと大人の間で揺れる、ひと夏が繊細に活写されている。映画は6月20日から公開。
(C)2025「RENOIR」製作委員会+International Partners
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