誰もが知る観光名所をあえて登場させない理由は? 既視感のないスパイ映画を目指した「アマチュア」のこだわり
2025年4月3日 17:00

ラミ・マレックが主演するスパイスリラー「アマチュア」が、4月11日に公開される。本作では、ヨーロッパ中の各都市で、全編ロケ撮影を敢行。しかし、あえて世界的に有名なランドマークでは撮影しないことで、“全く新しいスパイ映画”の誕生を目指したという。
愛する妻・サラ(レイチェル・ブロズナハン)と平穏な日々を過ごす、CIAのサイバー分析官・チャーリー(マレック)は、タフな特殊任務の経験はもちろん、暗殺経験も戦闘能力も皆無。しかし、ロンドン出張中のサラがテロリストによって命を奪われ、彼の人生は一変する。チャーリーはテロリストたちへの復讐を決意し、CIAの教官・ヘンダーソン大佐(ローレンス・フィッシュバーン)に、特殊スパイとしてのトレーニングを志願。やがて彼は、持ち前の頭脳と知識を武器に、予測不能な復讐劇を繰り広げる。


誰もが知るスパイ映画「ミッション:インポッシブル」シリーズや「007」シリーズでは、著名な都市や世界遺産など、誰もが知る観光地で撮影が行われ、観客を沸かせてきたが、本作では異なるアプローチが行われた。劇中では、チャーリーがロンドン、パリ、マルセイユ、イスタンブールなどヨーロッパ中を駆けめぐり、妻を殺したテロリストを追いつめていくが、有名なランドマークでの撮影は行われなかった。
プロデューサーのダン・ウィルソンは、「エッフェル塔のような象徴的なランドマークは、観客の多くにとって既視感があり見飽きています。私たちは映画にユニークで新鮮な印象を与えるため、映画でほとんど取り上げられることのない、ほかとは違った場所を見つけるのに多くの時間を費やしたのです」と、その意図を語る。

マレックは、「世界中で正しく、最高のスタッフと最高のやり方で時間をかけて取り組めば、素晴らしい映画体験が得られる」といい、大スクリーンで繰り広げられる予測不能な復讐劇に自信をのぞかせる。ジェームズ・ホーズ監督は、「アクションや興奮もありますが、登場するキャラクターの感情にも揺さぶられる作品です。スリリングな復讐劇でもあり、チャーリーの感情の旅でもあるという組み合わせが私にとって非常に魅力的でした」とアピールした。
「アマチュア」は、4月11日に日米同時公開。

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