女性用風俗を活用する現代女性の姿を切なくコミカルに描く「ナニカ…」公開決定【予告編あり】
2025年3月28日 18:00

女性用風俗を合理的に活用する現代女性の姿を、切なくコミカルに描いた弥富千穂監督の短編映画「ナニカ…」の5月23日公開が決定し、併せてメインビジュアルと予告編がお披露目。弥富監督と主演の広山詞葉からは、コメントが寄せられた。
弥富監督は、これまでにAmazon Prime Studentドラマ「この恋は近くて遠い」など、オリジナル配信ドラマの脚本を手掛けてきたが、本作で監督デビューを飾った。
物語は、優秀なアラフォーの弁護士・香山惠理香がハードな仕事をこなす中で生理が止まってしまい、女性ホルモンの減少を解決するべく、女性用風俗を利用して合理的な「治療」を試みようとする姿を描く。

主人公の惠理香を演じるのは、「私にふさわしいホテル」「Page30」などに出演し、ミッキー・カーチス主演映画「運命屋」では企画・プロデューサーも務め、インディーズ映画界で活躍する広山詞葉。本作にて、てインドで開催された「Global Indian Film Festival 2024」短編映画部門で最優秀女優賞を受賞した。また、惠理香の担当セラピスト・ユウジ役で新太シュン、惠理香の日常を象徴する男、香山役を鈴樹けんが演じている。
本作制作のきっかけとなったのは、弥富監督が目にした「女性風俗の利用者が増えている」という記事とのことだが、「その満足は性処理とは関係ない不合理な部分が占めている事に気づき、何だか切なさを感じた。初めて女風を頼んだ主人公と同じようにドキドキしながら観ていただけたら嬉しい」とコメントを寄せた。
「ナニカ…」はシモキタ-エキマエ-シネマ K2にて公開。
弥富監督と広山のコメント全文は以下のとおり。
仕事に没頭するあまり、女性ホルモンの低下を指摘されるアラフォー女性役。恋愛するのも 20 代の頃とは違って、恋に落ちるまでの時間もかかれば、周りにいるのは仕事関係の男性ばかりで何かと面倒。仕事も忙しい。そんな時、主人公が選択したのは女性用風俗、通称女風(ジョフウ)の利用。確かに合理的。手っ取り早い。余計な気も使わない。初めて脚本を読ませていただいた時、主人公の行動にとても興味をそそられました。単純な言葉では表せない、同じアラフォーだからこそ感じる主人公の心の機微。同世代の皆様にぜひ本作をご覧いただき、ご意見を交わしたいです。
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