よく見ると“悪魔の象徴”のモチーフが… 「ロングレッグス」ヒグチユウコ×大島依提亜のオルタナティブポスター
2025年3月15日 13:00

2024年7月に全米公開するやいなや“歴史を覆す大ヒット”となった注目作「ロングレッグス」(公開中)から、画家のヒグチユウコ氏と、本作の日本版ビジュアルを手がけたグラフィックデザイナーの大島依提亜氏によるオルタナティブポスタービジュアルがお披露目された。
本作は、全米公開初日から3日間で興行収入2240万ドルをあげ、24年に公開された独立系ホラー映画において、全米最高のオープニング成績をおさめ、独立系ホラー映画として過去10年間の全米最高興収を記録(24年11月時点)。さらに、24年に公開された独立系作品において、全米興収1位を記録した(24年11月時点)。北米配給のNEONにおいては、第92回アカデミー作品賞を受賞した「パラサイト 半地下の家族」の北米最終興収5336万ドルを超えて、史上最高興収作品となった。

新人FBI捜査官のリー・ハーカー(マイカ・モンロー)は、未解決の一家連続殺人事件の捜査を任される。10の事件に共通するのは、父親が家族を殺害し、自殺したこと。全ての犯行現場には暗号で書かれた “ロングレッグス”(ニコラス・ケイジ)からの手紙が残されていた。謎めいた手がかりをもとに、リーは一歩ずつ事件の真相に近づいていくが……。「ザ・モンキー(原題)」の日本公開が控える鬼才オズグッド・パーキンスがメガホンをとった。
ヒグチ氏と大島氏は、「ミッドサマー」など、これまでにも数々の話題作のオルタナティブポスターを発表してきた。本作のポスターでは、赤を背景に幼い少女が描かれているが、よく見ると、角の生えたあるモチーフが隠されていることがわかる。これはキリスト教で“悪魔の象徴”といわれている山羊を表し、本編の十数カ所に登場するという。もうひとつのビジュアルは、本編の印象的なシーンを切り取った、不穏極まりないデザインに仕上がっている。
なお本作の公開記念フェアが、六本木蔦屋書店で開催中。2階の六本木ホラーショーケース棚で場面写真パネル、オルタナティブギャラリーで、このオルタナティブポスターを展示している。ヒグチ氏と大島氏のコメントは、以下の通り。

スタートからなんともいえない不安感。絵を描くために4回見たのですが見るたびに新たな発見もあり大変に楽しめました。

数年前に自主練で日本で見れるA24マラソンを決行し、100本近く見たのですが、その中のベスト3の1本が「フェブラリィ 消えた少女の行方」でした。それをきっかけに監督のオズグッド・パーキンス作品にすっかり魅了され、今回の「ロングレッグス」も一ファンとして、足を、いや首を長くして待っていたところ、偶然にも日本版のデザインの依頼があり、よっしゃーとガッツポーズをしてしまいました。
とうとう、オズグッド・パーキンスが広く知られてしまう!というより、このすごい才能をぜひ多くの方に見てもらいたい!という思いでいっぱいです。
宣伝用のポスターは最初海外版からロゴを変えようかなとも一瞬思ったものの、やはりオリジナル版の不安定な文字組みが変えようのない不穏な魅力に溢れていたのでそのイメージを踏襲しました。今回のロゴはせっかくのオルタナティブポスター展開なので別のアプローチを試みてみました。
ヒグチさんの絵が申し分なく素晴らしいので、1枚のみでも良かったのですが、やはりオズグッド・パーキンス愛が強すぎて頼まれもしないのに写真バージョンも作ってみました。
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