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【第97回アカデミー賞】長編アニメ賞はラトビア発「Flow」

2025年3月3日 09:40

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画像1(C)Dream Well Studio, Sacrebleu Productions & Take Five.

第97回アカデミー賞授賞式が3月2日(日本時間3日)、米ハリウッドのドルビー・シアターで行われ、ラトビア発の「Flow」が長編アニメーション賞を受賞した。

ラトビア出身のクリエイター、ギンツ・ジルバロディス監督の長編2作目となる同作は、2024年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でプレミア上映を飾り、アヌシー国際アニメーション映画祭では審査員賞、観客賞ほか4冠を受賞。第82回ゴールデングローブ賞ではラトビア映画史上初のアニメーション映画賞に輝き、第52回アニー賞でも長編インディペンデント作品賞と脚本賞の2冠を達成した。

洪水に呑まれつつある世界を舞台に、時に運命に抗い、時に流され漂う1匹の猫の物語で、猫と道中を共にするさまざまな動物たちの旅路を、圧倒的な映像美とスケール感で描き出す。大規模なスタジオ作品では数百人が携わり、予算は百億円とも言われるアニメーション制作において、「Flow」はオープンソフトウェアBlenderを用い、スタッフは40~50人、制作費は最大で400万ドル(約6億円)という極めてインディペンデントな体制で製作された。「Flow」の日本公開は3月14日に決定している。

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