「ndjc2024」未来担う4作品上映、「個性が遺憾なく発揮された」と西ヶ谷寿一氏
2025年2月28日 20:00

「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」は、日本映画の振興の一環として文化庁より特定非営利活動法人 映像産業振興機構(VIPO)が委託を受け、2006年度よりスタート。次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目指し、プロのスタッフの指導のもと、オリジナル脚本で25分から30分の短編映画を製作。同時に作品発表の場も提供している。
これまで多くの商業映画監督を輩出している本プロジェクト。出身監督では昨年、山中瑤子監督「ナミビアの砂漠」、藤田直哉監督「瞼の転校生」、金允洙監督「あるいは、ユートピア」、奥野俊作監督「冬物語 a Tale of Winter」などが劇場公開され、2025年も吉野耕平監督「沈黙の艦隊 北極海大海戦」などが公開される。
4作家の作品は脚本指導後、製作実地研修として昨年11月から順次クランクインし、今年1月の仕上げを経て完成した。たかはし監督作品「あて所に尋ねあたりません」は、派遣労働者として仕分け倉庫で働く女性・三石が主人公の物語。上映後に、たかはし監督、三石を演じた神田、共演の樋之津琳太郎 山崎陽平、三田村怜子が舞台挨拶に登壇した。
佐藤監督作品「スリーピング・スワン」は、大学を中退後、アルバイトを続けるソウマとネイリストのマリナが主人公。佐藤監督、ソウマを演じた諏訪珠理、マリナを演じた白本彩奈が登壇。武田監督作品「いちばん星は遠く輝く」は、別れた恋人を忘れることができないアコと、ペットのハムスターが死んで悲しみに暮れるユウコが主人公の物語。武田監督、アコを演じた石川瑠華、ユウコを演じた瀬戸真莉奈、共演の川口大輝、武次玲が登壇した。
そして、守田監督作品「あわいの魔物たち」は、とある週末に、パートナーの倫太郎と愛犬を連れて、空き家となった実家へ帰省してきた佳奈子が主人公の物語。守田監督、佳奈子を演じた中村映里子、倫太郎を演じた遊屋慎太郎、共演の外海多伽子、安藤馳隼が登壇。各作品の監督、出演者が撮影時のエピソードやndjc作品への思いを語った。

なお、最後に4監督とともに西ヶ谷寿一スーパーバイザーが登壇し、「それぞれの個性が遺憾なく発揮され、違うテイストの4作品が完成した」などと各作品への総評を述べ、VIPOの松谷孝征理事長の挨拶で締め括り閉会した。
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