第20回大阪アジアン映画祭 全ラインナップ&スケジュール決定 カザフスタン映画、アジアのクィア映画、ムエタイコメディまで全67作品
2025年2月14日 16:00

3月14日から開催される「第20回大阪アジアン映画祭」の全ラインナップが決定した。
今年、第20回の節目を迎える大阪アジアン映画祭は、万博開催を控えた大阪の街を舞台に、世界初上映作品や国内未配給作品を含む話題作を多数紹介する国際映画祭で、毎回、チケット発売後に即完売する上映が続出するなど全国の映画ファンの注目はもとより、国内外映画関係者の注目も高まり続けている。

スペシャル・オープニング作品、クロージング作品のほか、コンペティション部門、特別注視部門、インディ・フォーラム部門、特集企画<タイ・シネマ・カレイドスコープ 2025>、<台湾:電影ルネッサンス 2025>、<Special Focus on Hong Kong 2025>、特別招待作品部門で、全67作品が上映される。うち、世界初上映19作、海外初上映6作、アジア初上映4作、日本初上映31作、18の国と地域(バングラデシュ、中国、フランス、ドイツ、香港、インド、インドネシア、日本、カザフスタン、韓国、マレーシア、モンゴル、ノルウェー、フィリピン、台湾、タイ、アメリカ、ベトナム)からの話題作が並ぶ。

カザフスタンからは、スペシャル・オープニング作品の Q-POP(カザフスタンポップ)をフューチャーしたミュージカルエンタテインメント映画「愛の兵士」、テレビ局勤務のキャリアウーマンがプロパガンダになっていく報道、妻のいる男との恋愛、レズビアンで活動家の妹に疲弊していく様を鋭い視点とブラック・ユーモアで描く人間ドラマ「バイクチェス」をラインナップ。中央アジアで最も注目される、カザフスタン映画の現在を紹介する。

ゲイであることをクラス中に知られてしまった転校生が主人公の「君と僕の5分」(韓国)、中国の同性愛者を巡る日々をユーモアと皮肉を交えて描いた「イケメン友だち」(フランス)、同性パートナーとの死別を描いた「いばらの楽園」(タイ)、「AllShall Be Well(英題)」(香港)など、世代を問わない多様な関係を描く LGBTQ を題材にした作品もラインナップされた。

そのほか、香港映画の歴史を塗り替える大ヒットを記録した「ラスト・ダンス <ディレクターズカット>」(香港)の世界初上映、キングオブ P-POP(フィリピン POP)グループ“SB19”のワールドツアーに密着した「PAGTATAG! ザ・ドキュメンタリー」(フィリピン)、幽霊がひとを怖がらせる特訓に励むオカルト・コメディ「鬼才の道」(台湾)、パロディ満載ぶっ飛びコメディ「ムエタイ・ハッスル」(タイ)、濃厚キャラ大集合の結婚詐欺ドタバタ喜劇「トロフィー・ブライド」(ベトナム)など、多彩なアジア映画が上映される。
作品情報、スケジュールは公式HP(https://oaff.jp)で告知している。3月14日(金)~23日(日)、ABC ホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館で開催。チケットは3月6日から発売。
記念すべき第20回にふさわしい、豪華ラインナップが実現しました。過去回の大阪アジアン映画祭に入選した数多くの監督たちが、その最新、最高の新作を出品。そのなかには、かつて短編作家として入選した監督による長編デビュー作の、コンペ部門における世界初上映、海外初上映も含まれます(「我が家の事」「その人たちに会う旅路」)。一方で、アジア映画と世界の未来を照らし出す新トレンドにも要注目。主に新鋭の作品が揃う場だったインディ・フォーラム部門では、既に業界で名声を築いた監督が敢えてインディな座組で自由闊達な表現を実現した傑作が複数入選。また全部門・特集にわたって、既成の男女の性役割・関係性にとらわれない新しいあり方を示唆した作品が並んでいます。
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