レイフ・ファインズ、28年ぶりのアカデミー賞主演男優賞ノミネート 「教皇選挙」出演の決め手を語る
2025年2月5日 09:00

第97回アカデミー賞で作品賞を含む計8部門でノミネートされた「教皇選挙」。主人公の首席枢機卿ローレンスを演じているのは、名優レイフ・ファインズ。「イングリッシュ・ペイシェント」以来28年ぶりに主演男優賞へのノミネートを果たしている。このほど、ファインズが“出演の決め手”を明かすコメントを入手した。
本作は、カトリックの総本山バチカンで、トップに君臨するローマ教皇を決める教皇選挙“コンクラーベ”の内幕を描くミステリー。監督は、第95回アカデミー賞で国際長編映画賞ほか4部門を受賞した「西部戦線異状なし」のエドワード・ベルガー。ファインズが演じるローレンスは、コンクラーベを円滑、公平に行う責務を負う立場でありながら、信仰心の揺らぎという問題を抱えた、自らの良心を試されていく複雑なキャラクターとなっている。
ファインズはベルガー監督との仕事について、「ちょうど『西部戦線異状なし』を観て、なんて素晴らしい作品だと思っていたところだったので、エドワードと一緒に仕事ができるのかもしれないと思って、言葉で言い表せないくらい興奮しました」と語る。一方、ベルガー監督自身も「レイフは、私が思いつくどの役者にも負けず劣らず、あるいはどの役者よりも、見事にキャラクターの内面を演じることができるんです」と互いに尊敬し合う関係性だったことを明かしている。

ゴールデングローブ賞を受賞したピーター・ストローハンの脚本も素晴らしかったと、ファインズは話す。
また「ローレンスは政治的な緊張関係にあふれたコンクラーベを、心ならずも執り仕切る立場に置かれています。本当は修道院生活を望んでいるのに、争いの渦中にいるんです。信仰に誠実である彼が、選挙を倫理的かつ道徳的に、そして透明性をもって進行させるために直面するさまざまな課題が、本質的にドラマチックです」とローレンスが抱えている矛盾にも抗しがたい魅力を感じたようだ。

そんなファインズは、細部にまで可能な限りこだわることを重要視していた。演じる役は、原作ではロメリというイタリア人だが、ファインズがイギリス人であることに加え、セリフの大半が英語であることから、彼の役もイギリス人になったそう。
「舞台はイタリアなので、ローレンスがコンクラーベで発言するときはイタリア語を話すべきだと主張しました。ローレンスが彼の最大の敵であるてテデスコ枢機卿と対決する場面でも、イタリア語でしっかり論戦しています」と、正確さを重視するファインズらしいエピソードも披露している。
「教皇選挙」は、3月20日から東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
(C)2024 Conclave Distribution, LLC.
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