Travis Japan松田元太、尾上右近の“ムファぶり”で闇落ち披露　「事前に言ってください」と額に汗

「ライオン・キング」のシンバの父・ムファサ王の始まりの物語を描いた前日譚。ある悲劇によって、孤児となったムファサ（右近）に救いの手を差し伸べたのは、同じ年頃のタカ（松田）だった。兄弟のように固い絆で結ばれた彼らは、やがて数奇な運命に導かれ、二人でアフリカ大陸横断の冒険に出る。“約束の地”を目指す彼らに、驚くべき真実が待ち受けていた。

右近は吹替を担当したムファサについて「器が大きく、周りに安心感を与える存在。王になる所以だと感じる」と力説。松田演じるタカに関しては「ムファサと比較しても、とても純粋でまっすぐ。だからこそ、闇落ちする姿には『そっちじゃない』と言いたくなる」と、その複雑なキャラクター性を語った。

当の松田も「その通りだなと思う」と納得の表情。「タカは後にスカーに闇落ちしていくので、そのグラデーションが（演じる上で）肝になっている」と振り返り、「世界中にファンがいらっしゃる作品に、傷をつけないように、スカー（傷）状態にしないように、大事に丁寧に演じた」と深い思い入れ。右近は「“げんげん”は誰よりもタカに寄り添い、気持ちを注いだ。ファンの皆さんも、ビックリする一面があるはず」と太鼓判を押していた。

イベントでは、右近から松田に対し「闇落ちの瞬間を見せて」と、無茶ぶりならぬ“ムファぶり”も。松田は険しい表情で見事なセリフ回しを披露し、その直後には「ムファぶりはやめて！　事前に言ってください」と額に汗を光らせていた。

また、ムファサとサラビ（MARIA-E）のロマンスも物語の大きな見どころ。右近は「夫婦の理想の形」と両者の関係性を語り、MARIA-Eは「ムファサの立ち姿がとても好き。女性なら惚れてしまう」と満面の笑み。楽曲「聞かせて」については「多幸感あふれていて、歌っていて温かな気持ちになる」（右近）、「歌い足りないです。一緒に何回でも歌いたい」（MARIA-E）と話していた。