昨今、やや低調な洋画を応援! 映画パーソナリティ伊藤さとり、月イチのトークイベントを渋谷で開催
2024年12月19日 20:00

長く続いたコロナ禍に加え、2023年に行われたハリウッドのストライキなどの影響で、日本における外国映画(洋画)の興行が低調だ。2024年の国内映画興行は2023年を大きく下回る見込みで、中でも洋画のヒット作が例年に比べて少ないことが際立ってきている。今年、これまでに興収20億円を超える洋画作品は5本。昨年は9本あった。
そんな状況の洋画を応援するべく、映画パーソナリティの伊藤さとりが、月イチでトークイベントを開催することになった。ヒューマントラストシネマ渋谷にて、映画上映に続いてアフタートークを繰り広げる「しゃべれば in SHIBUYA 伊藤さとりとお友達」を開催。話題の洋画作品をモチーフに、作品の魅力や作品の中に見つけた発見を観客と分かち合う場として、12月29日を皮切りに、月に一度の定期開催を行うという。


第1回は、第72回ベルリン国際映画祭で金熊賞(最高賞)を受賞したカルラ・シモン監督・脚本の話題作「太陽と桃の歌」の上映と、今年デビュー20周年を迎えた女優、佐津川愛美をゲストに迎えたトークライブ。12月29日の14時30分からの上映に引き続いてイベントが実施され、希望者は映画料金の実費のみで参加することができる。
通常、こうしたトークイベントは、新作映画の宣伝目的で公開直後に行われるケースがほとんどだが、毎月定期的に、しかも「洋画の応援」という目的での実施は非常に珍しい。洋画の盛り上がりに期待を込めて、今後の本イベントの発展に期待したい。
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