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長塚京三、俳優業50年で自分の演技に「初めて感動しました」 豪華女優陣との共演は「とても緊張」

2024年12月11日 20:00

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俳優業50年で自分の演技に「初めて感動」
俳優業50年で自分の演技に「初めて感動」

筒井康隆の小説を映画化した「」の先行プレミア上映会が12月11日、東京・テアトル新宿で行われ、主演の長塚京三、共演する瀧内公美河合優実黒沢あすか、脚本も手がけた吉田大八監督が出席した。

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穏やかな生活を送っていた独居老人の主人公の前に、ある日「」が現れる物語を、モノクロの映像で描いた本作。2024年・第37回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、東京グランプリ/東京都知事賞、最優秀監督賞、最優秀男優賞の3冠に輝いた。

12年ぶりの映画主演となった長塚は、「(吉田監督と)ふたりで座席から飛び上がった」と受賞の驚きを回想し、「50年俳優をやっていて、何本の映画に出たのかな? 実は初めて感動しました。自分の姿形と声で感動するなんて、いい気なもんですけど(笑)」と、自身の演技に対する率直な感想を語った。

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長塚が演じる主人公・渡辺儀助は、妻に先立たれ、祖父の代から続く日本家屋にひとり暮らす元大学教授。突然の異変に巻き込まれ、人生の最期に向かって生きる人間の恐怖と喜び、おかしみを同時に表現した。

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吉田監督から直接オファーを受け「来るものが来たかと思いましたね。コロナ禍を挟んで、自分の役者としての活動もひょっとしたら、辞めるのを余儀なくされるのかと思っていた矢先だった」と振り返る。「かねてより、責任を果たすような感覚で、歳をとって人生を閉じていく役を演じたいと思っていた」といい、「喜んでお受けした」と話していた。

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瀧内が清楚にして妖艶な魅力をもつ大学の教え子、河合がバーで出会い儀助を翻弄する謎めいた大学生、黒沢が儀助の心を支配する亡き妻を演じている。それぞれ「本当に紳士で素。豊かな時間を過ごした。撮影最後の日には、『明日から会えないんだ』と涙が止まらなくなった」(瀧内)、「長塚さんからにじみ出るものを受け取り、自分の集中力も高まった。魅力的な表現、お芝居に感動した」(河合)、「長塚さんのおかげで、自分の中身やセリフに雑味がなくなっていった」(黒沢)と、共演した感想を語っていた。

当の長塚は「とても緊張しました。とてもいい勉強になりました」と豪華女優陣との共演を振り返り、「力のある女優さんが、力いっぱいぶつかってこられるので、受け止めるので一生懸命。受け止められたのかな? とても恵まれた環境で演じさせてもらい、監督もどうもありがとうと言いたい」と感謝を示した。

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吉田監督は「それぞれの女性と接する、表情の微妙な違いを感じ取ることができて、感動しながら撮影していました。あれは長塚さんなのか、儀助なのかーー。間違いもしてきたが、人生と真剣に向き合って、いまがあると想像させるお芝居だった」と、長塚への敬意を新たにしていた。

」は2025年1月17日、東京・テアトル新宿ほか全国で公開される。

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