【東京コミコン2024】中島健人、英語の勉強法は「とりあえず話す」 「コンコルディア」チアリングソングの制作秘話も
2024年12月7日 20:20
「東京コミックコンベンション2024」(以下、東京コミコン2024)の2日目が12月7日、千葉・幕張メッセで開催され、Huluオリジナルの大型国際ドラマ「コンコルディア Concordia」(配信中)の特別ステージに中島健人が登壇。本作で海外ドラマデビューを果たした中島は、撮影の裏話、英語の勉強法、自身が作詞・作曲したチアリングソング「THE CODE」の楽曲について語った。
「ゲーム・オブ・スローンズ」のフランク・ドルジャーが制作総指揮を担う本作の舞台は、カメラとAIに生活の全てを網羅されたコミュニティ「コンコルディア」。自由で公正で人間らしい社会を保証するために作られたこの町である日、殺人事件が発生する。その事件は、町だけでなくコンコルディアの理念そのものに一筋の闇を残すことに。殺されたオリヴァー(ルイ・ランドー)はコンコルディアで分析官として働いていたが、自身の立場を利用して第三者の情報を不正閲覧しており、さらには「モニタリングは監視だ」と訴える反対組織「フェイスレス」に、住民の私的なデータを渡していたことが発覚。次第に、このコミュニティが抱える大きな闇が暴かれていく。中島はコンコルディアの技術責任者であるA・J・オオバを演じている。
アカデミー賞のレッドカーペットを取材した5年前から特に英語の勉強に力を入れてきたそうで、「通訳を介すとお話を聞ける人数が少なくなってしまうので、25歳のときに無理やりいろんな英語を学んで、発音も矯正して、とりあえず話すという意識を持とうと思って、そこからスタートしました」と振り返る。バックステージではジェイソン・モモア、アンセル・エルゴートと3ショットを撮影したそうで、「アンセルさんと僕がギャルみたいなピースをしていて、楽しい3ショットが撮れました」と交流を明かした。
本作の脚本は英語で書かれており、「難しい内容ですべてを理解できるわけではないので、1話ごとに和訳して自分の中で理解を深めてから、英語のセリフでの芝居に投影していきました」と明かす。
チアリングソング「THE CODE」については、プロデューサーのフランク・ドルジャーや、監督らが気に入って第4話で使用されることになったそう。食事をしている際に「いろんな話をするなかで、俳優だけではなくアイドルとしてもアーティストとしてもいろんな側面を『コンコルディア』に尽力できないかと思って、フランク・ドルジャーに『曲をやらせてもらえないか』って相談したんです。そしたら『それはできない。ゲーム・オブ・スローンズの頃からポップスを主題に置いていない』って言われて」と一度は断られたそう。
しかし、帰国後に自身のイメージをふくらませて曲を作り、そのままプロデューサーに送ったところ、劇中で使用されることに。「すごく嬉しかったです」と当時の喜びを明かした。
その後、中島へのサプライズとして、「THE CODE」のスペシャルPV、ドルジャーからのメッセージ動画が公開され、中島は「本当にありがたいです」と感激。最後に、「ターニングポイントになるような作品がこの『コンコルディア』です。中島健人の考えること、紡ぐ言葉すべてにつながっていると思います」と本作への思い入れを語り、「最終話まで見届けてください」と呼び掛けていた。
「コンコルディア Concordia」(全6話)は、Huluで独占配信中。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
室町無頼 NEW
【激推しの良作】「SHOGUN 将軍」などに続く“令和の時代劇ブーム”の“集大成”がついに来た!
提供:東映
サンセット・サンライズ NEW
【新年初“泣き笑い”は、圧倒的にこの映画】宮藤官九郎ワールド全力全開! 面白さハンパねえ!
提供:ワーナー・ブラザース映画
意外な傑作、ゾクゾク!
年に数100本映画を鑑賞する人が、半信半疑で“タテ”で映画を観てみた結果…
提供:TikTok Japan
【推しの子】 The Final Act
【忖度なし本音レビュー】原作ガチファン&原作未見が観たら…想像以上の“観るべき良作”だった――!
提供:東映
ライオン・キング ムファサ
【全世界史上最高ヒット“エンタメの王”】この“超実写”は何がすごい? 魂揺さぶる究極映画体験!
提供:ディズニー
映画を500円で観る裏ワザ
【知らないと損】「2000円は高い」というあなたに…“エグい安くなる神割り引き”、教えます
提供:KDDI
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
トニー・レオンとアンディ・ラウが「インファナル・アフェア」シリーズ以来、およそ20年ぶりに共演した作品で、1980年代の香港バブル経済時代を舞台に巨額の金融詐欺事件を描いた。 イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。 凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウがそれぞれ演じる。監督、脚本を「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが務めた。香港で興行ランキング5週連続1位となるなど大ヒットを記録し、香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞など6部門を受賞した。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。