「空気階段」水川かたまり、映画初主演! 「メランコリック」田中征爾監督とタッグを組む「死に損なった男」
2024年10月22日 01:00
「キングオブコント2021」で優勝したお笑いコンビ「空気階段」の水川かたまりが、「メランコリック」の田中征爾監督作「死に損なった男」で、映画初主演を務めることがわかった。TBSラジオ「空気階段の踊り場」内で、水川が自ら発表した。
物語の主人公である構成作家・関谷一平は、お笑いの道に憧れ、夢を追いかけながらも、殺伐とした社会と報われない日々に疲弊していた。一平はついに、駅のホームから飛び降りることを決意するが、隣の駅で人身事故が発生。タイミング悪く死に損なった一平の前に男の幽霊が現れ、「娘に付きまとっている男を殺してくれないか?」と、とんでもない依頼を持ちかけられる。「男を殺すまで取り憑く」という幽霊の脅迫に、一平がとった選択とは――? “死に損なった男”は、数奇な運命をたどることになる。
一平役に抜てきされた水川は、お笑い芸人としての活躍はもちろん、ドラマ「でっけぇ風呂場で待ってます」や、「メタモルフォーゼの縁側」に登場する劇中のBL漫画をドラマ化した「君のことだけ見ていたい」の脚本を担当し、「妻、小学生になる。」「罠の戦争」などに出演するなど、幅広く活動している。本作への出演について、水川は自身の本名(水川航太)にかけて、「この度、映画という名の海に出ました。監督という船長の元、芝居という船に乗って、お蔵入りという暗礁に乗り上げることもなく、なんとか目的地という名のゴールまで辿り着きました」「本当に感謝の大航海でした。頑張って死に損ないましたので、どうか全員スクリーンでご覧ください」と、熱い思いを語った。
2019年に、長編映画デビュー作「メランコリック」が国内外の映画祭で絶賛された田中監督は、同作に続き、再びオリジナル脚本を手がけた。田中監督は、「13~14年前にふとメモ帳に書き込んでおいた物語設定が、こんな素敵な座組で実現するとは思っていませんでした」と、素直な思いを吐露。水川については、「水川かたまりさんの主演デビューを直接目撃できたこと、本当にラッキーでした。カメラを回す度に嬉しい気持ちにさせてくれました」と、信頼を垣間見せた。
あわせて披露されたティザービジュアルは、「憑いてる? ついてない? いや、ツイてる?」のコピーに対応する、一平の3段階の表情が印象的。予測不能なストーリーへの期待が高まる仕上がりだ。
こんばんは。空気階段の水川かたまりです。本名は水川航太といいます。この世界を太く逞しく航海していって欲しいという願いを込めて両親がつけてくれました。
この度、映画という名の海に出ました。監督という船長の元、芝居という船に乗って、お蔵入りという暗礁に乗り上げることもなく、なんとか目的地という名のゴールまで辿り着きました。
難しいので海になぞらえるのはここでやめます。すみません。
クランクインした頃は右も左もわからなすぎて、正直、前も後ろも上も下もわからなくなっていました。しかし、監督をはじめ、共演者の皆さま、スタッフの皆さまが生まれたての子鹿に接するが如く本当に優しくしてくれたおかげでクランクアップの頃には、空絵、フィックス、尻ボールドなどたくさんの業界用語を覚えることができました。本当に感謝の大航海でした。
頑張って死に損ないましたので、どうか全員スクリーンでご覧ください。
13~14年前にふとメモ帳に書き込んでおいた物語設定が、こんな素敵な座組で実現するとは思っていませんでした。コロナ禍もあり実現までかなり時間がかかりましたが、ここまで関わってくださった全ての方に深く感謝しています。
そして水川かたまりさんの主演デビューを直接目撃できたこと、本当にラッキーでした。カメラを回す度に嬉しい気持ちにさせてくれました。楽しい映画が出来上がったなと思います。劇場でお待ちしております。
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