「花嫁はどこへ?」アカデミー賞国際長編映画賞インド代表に決定 監督が喜び「チーム全員のたゆまぬ努力の証」
2024年9月24日 21:00
辛口で知られる批評サイト「Rotten Tomatoes」で批評家100%、観客95%という驚異の高評価をキープしている「花嫁はどこへ?」が、第97回米アカデミー賞の国際長編映画賞のインド代表に選出されたことがわかった。9月23日(現地時間)インド映画連盟より発表された。
本作は、ヒット作「きっと、うまくいく」の主演でも知られる“インドの国民的大スター”アーミル・カーンがプロデュースを務めた作品で、トロント国際映画祭ではスタンディングオベーションを巻き起こした。育ちも性格も全く異なるふたりの花嫁の取り違いから巻き起こる騒動を描き出す。
今年度は、今年のカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した「All We Imagine as Light」(パヤル・カパディア監督)がインド代表作品に有力視されていたが本作が選出され、驚きとともにインド現地でも再注目されている。
国際長編映画賞は、世界中から集まった作品から最終候補となるノミネート選考を経て、2025年3月2日(現地時間)に行われる授賞式で受賞作が発表される。過去には、本作のプロデューサーであるアーミル・カーンが主演とプロデューサーを務め、本作のメガホンをとったキラン・ラオ監督がアシスタントディレクターとして参加した「ラガーン」(2001)がアカデミー賞外国語映画賞の最終選考にノミネートされている。
「花嫁はどこへ?」は、10月4日から新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋他全国公開。インド代表に決定したことを受けて、ラオ監督のコメントが公開された。
この物語を伝えるという私の信念を共有してくれた、情熱的で才能豊かなプロフェッショナルなチームと一緒に仕事ができたことは光栄でした。
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