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台湾発の心温まる理髪店の物語「本日公休」9月20日公開 山田洋次監督「日本で、どうしてこんな映画が作れないのだろう」

2024年9月13日 20:00

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ルー・シャオフェンが24年ぶりに銀幕に主演復帰
ルー・シャオフェンが24年ぶりに銀幕に主演復帰
(C)2023 Bole Film Co., Ltd. ASOBI Production Co., Ltd. All Rights Reserved

第18回大阪アジアン映画祭で観客賞と薬師真珠賞(俳優賞)を受賞した台湾映画「本日公休」が、9月20日から新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開されることが決定した。主演のルー・シャオフェンから日本の観客へ向けたメッセージ動画と著名人のコメントが公開された。

画像2(C)2023 Bole Film Co., Ltd. ASOBI Production Co., Ltd. All Rights Reserved

本作は、作家やMV監督としても活躍するフー・ティエンユー監督の劇場長編3作目。台中にある昔ながらの理髪店を営むアールイと常連客、3人の子どもたちとの心温まる物語を紡ぐ。フー監督が理髪師の母親をモデルに脚本を執筆。台中の実家で実際に営んでいる理髪店で撮影を敢行し、3年の月日をかけて完成させた。台湾の名優ルー・シャオフェンが主人公を演じ、フー・モンボーファン・ジーヨウリン・ボーホンらが共演。チェン・ボーリンも特別出演している。

画像3(C)2023 Bole Film Co., Ltd. ASOBI Production Co., Ltd. All Rights Reserved
画像4(C)2023 Bole Film Co., Ltd. ASOBI Production Co., Ltd. All Rights Reserved

台中にある昔ながらの理髪店の店主・アールイは、今日も一人店に立ち、常連客を相手にハサミの音を響かせる。息子の卒業式に出席するため整髪に来た紳士、親に内緒で流行りのヘアスタイルにして欲しいと懇願する中学生。娘や息子に「こんな理髪店は時代遅れ」と言われても、40年続けた店と常連客を大切に想い、アールイは、せわしくも充実した日々を送っている。そんなある日、離れた町から通ってくれていた常連客の“先生”が病の床に伏したことを知ったアールイは、店に「本日公休」の札を掲げ、古びた愛車でその町へ向かう。

画像5(C)2023 Bole Film Co., Ltd. ASOBI Production Co., Ltd. All Rights Reserved

主人公アールイを演じたルー・シャオフェンは、ワン・トン監督の「海を見つめる日」(83)で金馬奨最優秀主演女優賞を受賞し、アン・ホイ監督の「客途秋恨」(90)では故郷への想いを抱く日本人女性を演じ切った。24年ぶりに銀幕に主演復帰した本作では、本物の理髪師さながらのハサミ捌きと、ブランクを感じさせない演技で、台北電影奨の最優秀主演女優賞、大阪アジアン映画祭 薬師真珠賞(俳優賞)を受賞した。

画像6(C)2023 Bole Film Co., Ltd. ASOBI Production Co., Ltd. All Rights Reserved

著名人からは、「日本で、どうしてこんな映画が作れないのだろう。」(映画監督 山田洋次氏)、「痛快を通り越して美しくさえある。愚痴の多い高齢者は必見。」(脚本家 内館牧子氏)、「今こそ、こういう感性、作品が必要な時代なのではないでしょうか。」(マンガ家・音楽家 久住昌之氏)など絶賛のコメントが寄せられている。

画像7(C)2023 Bole Film Co., Ltd. ASOBI Production Co., Ltd. All Rights Reserved

本日公休」は、9月20日から新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。台湾版ビジュアルのポストカード2枚セット付き前売券(1500円/税込)が新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座で発売中。

著名人のコメントは以下の通り。


(敬称略・順不同)
山田洋次(映画監督)】
出演者とスタッフが心からの愛情をこめて
昔ながらの床屋さんの世界を描き切った。
日本で、どうしてこんな映画が作れないのだろう。

内館牧子(脚本家)】
痛快な物語である。
実はそんなできごとは何ひとつ起こらないし、静謐な一編である。
快哉を叫びたくなるのは、高齢な主人公が徹底して自分の思いのままに生きる姿だ。
若者に取り入ろうとも思わず、何を言われようが思ったように生きる。
痛快を通り越して美しくさえある。愚痴の多い高齢者は必見。

久住昌之(マンガ家・音楽家)】
ボクが今作りたい映画だと思った
監督の淡々とした静かな視線が素晴らしい。
ボクが原作をした漫画「孤独のグルメ」の作画を担当した谷口ジローさんの表現にも通じています。
ルー・シャオフェンさんをはじめ、役者陣の押さえた演技も、心に染み入りました。
今こそ、こういう感性、作品が必要な時代なのではないでしょうか。

松浦弥太郎(エッセイスト)】
正直、親切、笑顔、今日もていねいに。
このすべてがこの映画には詰まっている。
こうやって生きればいいと教えてくれている。

【小谷実由(モデル)】
時間はあっという間に過ぎるけど、思い出や記憶は
積み重なり人生に暖かさを添えていく。
日々に心配や不安はなくならない、
それでもこのまま思う通りに
まっすぐ行けばいいと教えてくれた気がした。

風吹ジュン(女優)】
危ない剃刀とハサミで大切な頭や顔を触られて平気なのは何故?
それは…さっぱりするから!
アジア映画のなかでも…「本日公休」は心や肌にしっくり来る嬉しい作品!
何故か懐かしい床屋さんを覗き込めば?
無意識のうちに私は誰かに連れられアールイさんの世界にいる。
アールイの後を浮遊する経験すれば…
あなたもしっくり?いやさっぱりすると思う………。

伊藤かずえ(女優)】
一人で理髪店を営む女将。その店の常連客、女将の家族。 淡々と過ぎてゆく日常。 女将の日記をゆっくりとめくっていくような、ノスタルジックな作品。 女将の愛車は私の愛車と同じく30年の月日を共にしている所が、共感できました。

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