「傲慢と善良」藤ヶ谷太輔&奈緒が原作の魅力を語る「もっと早くに出会いたかった」 新たな場面写真もお披露目
2024年8月2日 10:00

藤ヶ谷太輔と奈緒が、主演映画「傲慢と善良」の原作となった辻村深月氏のベストセラー小説について魅力を語った。あわせて、新たな場面写真3点がお披露目された。
2019年に単行本が発売された原作小説は、現代に生きる人々のリアルな恋愛観や価値観が話題を呼び、第7回ブクログ大賞を受賞。20代、30代を中心に多くの共感を集め、累計発行部数93万部を突破し、2023年最も売れた小説となった(※ジュンク堂書店池袋本店調べ 23年売上、文芸/文庫新書ジャンル)。
仕事も恋愛も順調だった架は、長年つきあった彼女にフラれ、マッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った控えめで気の利く真実と付き合い始めるが、1年たっても結婚に踏み切れずにいた。しかし、真実からストーカーの存在を告白された直後、「架くん、助けて!」と恐怖に怯えた着信を受ける。彼女を守らなければとようやく婚約したが、真実が突然姿を消す。両親、友人、同僚、過去の恋人を訪ね居場所を探すうちに、架は知りたくなかった彼女の過去と嘘を知る。

男女それぞれの視点でリアルな恋愛観と価値観を描いた原作は、立場によって全く異なる印象を与える恋愛ミステリー。様々なメディアで“好きな小説”として紹介し、映像化を熱望していた藤ヶ谷は、「この本に出会ってから、いろんな人に『絶対読んだ方が良い』とお勧めしています。だから『こうありたくなかったな』っていう傲慢な自分になっています(笑)」と語る。
そして、「もっと早く出会っていたかった本ですよね。10代で出会ってたら、また違った20代のスタートだったのになって。未だに刺さり続けていて、辻村先生の書く言葉たちが、とにかく心に残るし、あの時、自分が置いてきた気持ちを先生が言語化してくださったみたいな、そんな勘違いの出来る一冊です」と、特別な想い明かした。

藤ヶ谷と同じく辻村作品に並々ならぬ思いを抱く奈緒は、「私は辻村さんの小説が本当に大好きな中で、今回の映画は、改めて男女のすれ違いってすごくミステリーなんだなって思ったんです」と話す。「真実の“嘘”について、気づくポイントが男女で全然違ったり、読者の中でもすれ違いが起きるって、すごいことだなって思います。藤ヶ谷さんが(みんなに)『読んで』って言いたくなるのは分かります。出会ってほしいって思います」と熱弁し、「もし私が10代の時に出会ってたら、20代の間で出会ってきた自分の中の“傲慢さ”をもうちょっと許せたかもしれないとも思います」と打ち明けた。
メガホンをとったのは、繊細な心情描写と映像美に定評がある萩原監督。登場人物の奥底に潜む繊細な心情描写をスクリーンに描き出し、完成した映画を鑑賞した辻村氏もその完成度を絶賛。映画では、原作に描かれていないオリジナルの展開もあり、架と真実が婚活を通して成長していく過程は原作そのままに、映画オリジナルのクライマックスが描かれる。
新たな場面写真には、マッチングアプリで知り合った架と真実の出会いのシーンが切り取られている。
「傲慢と善良」は9月27日より全国公開。
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