【異例の映像】永瀬正敏、浅野忠信、佐藤浩市、白本彩奈が“箱”をかぶってインタビューに応じる
2024年7月25日 17:00

安部公房氏の小説を石井岳龍監督の手によって映像化した映画「箱男」主要キャスト陣が箱をかぶりながらインタビューに臨む貴重映像が、このほど披露された。
ダンボールを頭からすっぽりとかぶり街中に溶け込み、一方的に世界を覗き見る“箱男”。劇中でも「箱ってやつは見るとかぶるとでは大違いだね」というセリフがあるように、ダンボールをかぶった状態で世界を覗き見ることで、そこには新たな世界が広がっているようだ。
今回は、多くのシーンを箱の中で過ごした主演の永瀬正敏をはじめ、共演の浅野忠信、佐藤浩市、さらには劇中では一度も箱をかぶることがない白本彩奈が、それぞれ箱に入り覗き窓から目元だけを出した状態で行った異例のインタビューの模様が解禁。それぞれが“箱”に対する思いを吐露している。

27年前に企画が頓挫した当時も役作りとして滞在先で箱をかぶり続けていたという主演・永瀬。“箱”に対する思いは人一倍強いようで「だんだん落ち着いてきて心地よくなってくるんですよね」と語る。続けて「自分のよく知っている場所、家の中などを見ていても少し感じが変わってくるんですよね。空気の流れも変わるし、反響するものも変わっていくし、なんとも言えない気分になる」と箱の中に入り続けることで、馴染みのある景色すら変わって見えることを明かした。
箱男の存在を乗っ取ろうとするニセ箱男を演じた浅野は撮影を振り返る。例えば、スタッフ間で言い合い等が生じた時に止めた方が良いと考える自分がいるのに、箱をかぶっていたことで「自分には関係ないみたいな気持ちになれるのがすごく不思議」と、普段社会に参加していることを実感させられたと語った。
また、主人公を誘惑する謎の女・葉子を演じる白本は「箱の中から失礼します、箱女です」と自己紹介。箱の中については「懐かしさがあって落ち着きますね」と、本編ではかぶることのない箱の感想を述べた。
そして、本作で主人公の“わたし”を利用しようと企む軍医を演じる佐藤は、箱を現代における携帯電話に例える。「自分は覗いているつもりだけど、実は覗かれているということがいわゆる一つのテーマだと思う」と語りつつ、捉え方は十人十色だと話し、「ひとそれぞれ見方が変わってもいい、それをみんなで映画を観終わったあとに話し合ってほしい作品」と述べた。
「箱男」は、8月23日から全国公開。
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