米レンタルDVDサービス「レッドボックス」が破産申請
2024年7月3日 11:00

米国でレンタルDVDサービスを展開している「レッドボックス」の運営会社、チキンスープ・フォー・ザ・ソウル・エンターテインメントが、米連邦破産法第11章の適用を申請したと、米Deadlineが報じている。
レッドボックスは、2002年に設立されたレンタルDVDサービス会社だ。米国全土のスーパーマーケットやドラッグストアなどに設置された自動レンタル端末を通じて、DVDやブルーレイディスクのレンタルサービスを提供している。利用者は端末の画面に表示された作品の中から観たい映画を選択し、クレジットカードで決済することでDVDをレンタルできる。返却は同じ端末に返却するだけでよく、24時間365日いつでも利用可能な手軽さと、1泊わずか1ドル程度という低価格が人気を集め、一時期は全米で3万5000台以上の端末を展開するなど急成長を遂げていた。
しかし、近年ではNetflixやAmazon Prime Video、ディズニープラスといった定額制のストリーミングサービスが次々と登場し、インターネットを通じて映画やドラマを視聴する人が増加。レンタル需要が大幅に減少したことで、レッドボックスの経営は次第に行き詰まっていた。
22年5月には、レッドボックスを運営するチキンスープ・フォー・ザ・ソウル・エンターテインメントがNASDAQ上場廃止となる事態に。さらに、運転資金の確保が難しくなったことから、同年10月にはレンタル価格を値上げせざるを得ない状況に陥っていた。
日本の民事再生法にあたる破産法第11章の適用申請は、こうした状況を受けての措置。同社は声明の中で、「現在の財務状況を見直し、持続可能なビジネスモデルを構築するためのステップである」と述べている。今後は、債権者との協議を通じて、再建に向けた具体的な計画を練っていくものとみられる。
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