「スパイダーマン」監督が人気ポッドキャストを映画化
2024年6月27日 11:00

Amazon MGM Studiosが、米人気ポッドキャスト「Murder 101(原題)」の映画化権を獲得したと、米Deadlineが報じた。この企画は、「スパイダーマン ホームカミング」シリーズ3部作で高い評価を得たジョン・ワッツ監督がメガホンを取るという。
「Murder 101(原題)」は、実際に起きた犯罪事件を題材にした“トゥルークライムポッドキャスト”で、テネシー州の小さな町を舞台に実際に起きた衝撃的な事件を扱っている。
高校生たちと彼らの教師であるアレックス・キャンベルが、地元で発生した連続殺人事件の犯人をプロファイリングし、最終的に逮捕へと導いた実話が描かれている。このポッドキャストは配信開始直後から大きな反響を呼び、多くのリスナーを魅了した。
映画化権の獲得を巡っては、ハリウッドの主要スタジオを含む多くの企業が参加する激しい争奪戦が繰り広げられたという。
背景には、ポッドキャストそのものの高い人気に加え、近年のトゥルークライムジャンルの市場価値の上昇がある。特に欧米では、Netflixの「殺人者への道」や「タイガーキング ブリーダーは虎より強者?!」などのドキュメンタリーシリーズが大ヒットし、トゥルークライムへの関心が急速に高まっている。
ワッツ監督は、「スパイダーマン ホームカミング」3部作で世界的な成功を収めただけでなく、ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー共演の最新作「ウルフズ」(9月20日公開)が控えるなど、ハリウッドで最も注目される映画監督の一人となっている。
現時点では、映画の具体的な製作スケジュールや公開予定日は発表されていない。
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