コッポラ監督の野心作「メガロポリス」の北米配給が決定
2024年6月26日 09:00

フランシス・フォード・コッポラ監督の野心作「メガロポリス」が、ライオンズゲートによって北米で劇場公開されることが決定した。同作は、コッポラ監督が私財を投じて製作した野心作である。
ライオンズゲートは、カンヌ国際映画祭でのプレミア上映後、コッポラ監督の映画「メガロポリス」の米国およびカナダの配給権を獲得した。同作は、通常の劇場公開に加えてIMAXスクリーンでも上映される予定だ。
「メガロポリス」は、ニュー・ローマと呼ばれるユートピアとなったニューヨークを舞台に、ラブストーリーでありながら人間の本質を探る哲学的な物語である。アダム・ドライバーに加えて、ローレンス・フィッシュバーン、ダスティン・ホフマン、シャイア・ラブーフ、ジェイソン・シュワルツマン、タリア・シャイアら、豪華キャストが集結している。
コッポラ監督は、この作品の製作にあたって所有するワイナリーの大半を売却し、製作費1億2000万ドルを自ら調達した。しかし、プロジェクトの道のりは決して平坦ではなかった。3月28日にロサンゼルスで行われた業界関係者向けの試写会では、NBCユニバーサルのドナ・ラングレー、ソニー・ピクチャーズのトム・ロスマン、Netflixのテッド・サランドスら主要メディア会社のトップが招待されたものの、反応は微妙なものだったという。多くの参加者が「実験的すぎる」「商業的に難しい」といった懸念を示し、作品の市場性に疑問を呈した。
それでも、コッポラ監督の信念と作品の持つ潜在的な価値を見出したライオンズゲートが、北米配給権の獲得に踏み切った。「メガロポリス」の北米公開は9月に予定されており、コッポラ監督が描くユートピアのビジョンが観客にどのように受け入れられるか、世界中の映画ファンや批評家たちの注目が集まっている。なお、同作の日本配給は未定。
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