シャマラン監督娘の長編デビュー作が全米公開 評価は?「予想外のアイデアで満たされている」「鋭く際立った観察力」
2024年6月10日 16:00

M・ナイト・シャマラン監督の娘であるイシャナ・ナイト・シャマランが長編初監督を務めたホラー「ザ・ウォッチャーズ」が全米で公開したことを記念し、特別映像が披露された。
本作は、地図にない森に迷い込んだ主人公ミナ(ダコタ・ファニング)が、忽然と現れた謎のガラス張りの部屋で、見知らぬ3人とともに“謎の何か”に毎晩監視される恐怖を描く。
6月7日から全米公開され、「ダコタ・ファニングが最高の演技を見せ、森に潜む謎の存在が観客をラストまで惹きつける」(Empire Magazine)、「独自の雰囲気と新しい予想外のアイデアで満たされている」(Independent)、「鋭く際立った観察力と、視覚的なストーリーテリングに対するまぎれもない理解力。彼女が望めば映画監督として長く活躍できることは明らかだ」(Next Best Picture)など、新人監督とは思えぬ描写力への評価と、主演のダコタ・ファニングを絶賛する声が上がっている。
特別映像は、初の長編監督に挑んだイシャナが「映画に取り掛かる時点でホラーになるとわかっていた。原作を読んだとき恐怖を感じたから。それにホラー作品をつくるのは本当に楽しい」と語る。続いて、原作を執筆したA・M・シャインが「神話に注目しアイルランドの古代史を『ザ・ウォッチャーズ』のホラー要素に組み入れようとしたイシャナのビジョンはすばらしい」とイシャナの手腕を絶賛する。
父であり、本作の製作を務めるM・ナイト・シャマランも登場し、「サイコサスペンスからやがてアクションホラーに変わり、これらのすばらしい要素は最終的に観客をファンタジーの世界へと誘う」と手ごたえをにじませる。
主人公ミナを演じたファニングは、相手からは見えるが、こちらからは見えない環境で、謎の存在に監視される恐怖を「とてもユニークで独創的な作品だと思う。怖がっているのは確かだけど何に怯えているのかわからない」と表現。さらに、「イシャナは情熱的でクリエイティブな人。彼女自身が作品の世界にどっぷりと浸かっていて、そんな彼女からたくさん刺激を受けた」と話している。
「ザ・ウォッチャーズ」は6月21日から公開。
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