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「ザ・ウォッチャーズ」シャマラン監督、影響を受けたのは宮﨑駿監督「とても神聖」【父とイベント共演】

2024年5月15日 12:00

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(左から)M・ナイト・シャマラン、イシャナ・ナイト・シャマラン
(左から)M・ナイト・シャマラン、イシャナ・ナイト・シャマラン
Photo by Eric Charbonneau / Warner Bros Pictures.

M・ナイト・シャマラン監督の娘であるイシャナ・ナイト・シャマランが長編初監督を務めたホラー「ザ・ウォッチャーズ」が、6月21日から公開される。ガラス貼りの部屋で、主人公が見知らぬ3人とともに“謎の何か”に毎晩監視される恐怖を描く。4月16日(現地時間)には、米・SoHo House West Hollywoodでシャマラン親子が登壇する「Summer of Shyamalan Event」が開催され、いまだ謎の多い本作について語った。


【「ザ・ウォッチャーズ」あらすじ】
画像8(C)2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
28歳の孤独なアーティストのミナは、鳥籠に入った鳥を指定の場所へ届けに行く途中で、地図にない不気味な森に迷い込む。スマホやラジオが突然壊れ、車も動かなくなったため助けを求めようと車外に出るが、乗ってきた車が消えてしまう。森の中にこつ然と現れたガラス張りの部屋に避難したミナは、そこにいた60代のマデリンと20代のシアラ、19歳のダニエルと出会う。彼らは毎晩訪れる“何か”に監視されているという。そして彼らには、「監視者に背を向けてはいけない」「決してドアを開けてはいけない」「常に光の中にいろ」という、破ると殺されてしまう3つのルールが課せられていた。

イベントでは先にイシャナが登壇し、原作小説やキャストについてトークを繰り広げた。

A.M.シャインの原作小説について、イシャナは「素晴らしい小説で、古典的な構成に惹かれたんです。登場人物がミステリアスな世界に連れて行かれて、それがどんどん広がっていくというものです。現代的な世界の中で、非常に古典的な構造のビート(手法)を融合させたようなものがあったんです。また、この本を読んで感じたのは、視覚的に豊かな本だということ。読むと想像がとても膨らむので、さまざまな空間を想像して、それを使って遊ぶという機会にとても興奮しました」と明かす。

画像2Photo by Eric Charbonneau / Warner Bros Pictures.

ミナ役を務めたダコタ・ファニングを含む、物語の核となる4人のキャストについては、全員別々にキャスティングしたといい、「何人かは、ズームでの(セリフの)読み合わせで会っていました。それからみんなで一緒に飛び込んだ感じなんです。でも素晴らしかったです。ちょうどミナ(ダコタ・ファニング)が他の登場人物たちと出会うような感じで、彼女が彼らのことを知り、彼ら全員がお互いのことを知っていくという、この上なく幸せな感じでした。そして、撮影が終わるころには、彼らは一つになっていました」と振り返る。

画像3Photo by Eric Charbonneau / Warner Bros Pictures.

その後、M・ナイト・シャマランも登壇し、イシャナについて「映画監督になってほしいと思っていた。(昔から)芸術全般が素晴らしかったので」と打ち明け、自身との違いを説明する。

「ある意味、僕とはとても違っています。彼女は構成に長けているんです。(イシャナが製作として参加していた)『サーヴァント ターナー家の子守』の脚本家ルームでみんなと仕事をしていたとき、それぞれの脚本家に違う長所や傾向がありました。僕はオフィスのみんなに、『イシャナは構成力において、とても素晴らしい才能を持っている』と話したことを覚えています。構成は、映画フォーマットにおける聖杯(至高の目標)なんです。僕にとって初めてのテレビ番組で、ダファー兄弟(「ストレンジャー・シングス 未知の世界」)と仕事をしたとき彼らに対して、まったく同じことを感じたのを覚えています。『この連中はすごい! 彼らは本質的に構造を理解している』と思ったんです」(M・ナイト・シャマラン

画像4Photo by Eric Charbonneau / Warner Bros Pictures.

本作を作るにあたり、父親以外で影響を受けた人物を聞かれたイシャナは「たくさんいますが、宮﨑駿さんに最も影響を受けていると思います。彼の作品たちは、私の人生の中で、最も心を動かされた映画であり、私にとってとても神聖なものなんです」と明かし、影響された監督名や作品を挙げる。

「『ザ・ウォッチャーズ』は、私が宮﨑さんの作品を観たときに感じる体験を追い求めているようなものなんです。他に類を見ない驚きと冒険であり、いろいろな意味で無邪気(純真)。この作品を作るにあたって、たくさんの美しい映画を観ました。実験的なアーティストが好きで、クシシュトフ・キェシロフスキは大好きな監督のひとりです。ウォン・カーウァイの『天使の涙』も観て、彼のビジュアル面での選択や衣装デザインに非常に影響を受けています」

画像5Photo by Eric Charbonneau / Warner Bros Pictures.

なお、イシャナが宮﨑監督の作品を好きになったのはM・ナイト・シャマランの影響だそう。M・ナイト・シャマランは「僕の机の近くに、宮﨑監督を訪ねたときに一緒に撮った写真があります。僕のもっとも大切な写真のひとつです」と説明し、「イシャナは、宮﨑監督が持つファンタジーとスーパーナチュラルなもののバランスにとても共感しているんです。彼の作品にはスピリチュアルな要素があり、僕もそれを目指しています。一種のスピリチュアリティというか、スーパーナチュラルを扱うんです」と語る。

イシャナが宮﨑監督の作品で一番好きなのは「もののけ姫」だそうで、「でも全部大好き。人生のさまざまな局面で、どれも私の心に強く響いたと思う。だから、彼の映画を観るのは、ある種の儀式のようなものなんです。彼は私たちの時代のすごく素晴らしいアーティストの一人だと思います」と尊敬を込める。

画像6(C)2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
撮影中のイシャナ・ナイト・シャマラン監督
撮影中のイシャナ・ナイト・シャマラン監督
(C)2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

続けて、イシャナは「好きな日本のアニメはたくさんあります。いろいろなものを見ていますが、日本の映画監督は全般的に好きです。映画作りのスタイルは、自然主義的な感覚に根ざしていると思う。この映画を作る直前に、新藤兼人監督の『鬼婆』という映画を観ました。あの映画にインスパイアされた部分も少しあります」と語っていた。

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