迷える映画監督と4人の女たちが織りなす人間模様をモノクロームで描く ホン・サンス「WALK UP」予告編&場面写真
2024年5月14日 10:00

今作はホン監督の長編第28作目で、都会の一角にたたずむ4階建てのアパートを舞台にした、芸術家たちの4章の物語を端正なモノクロームの映像で紡いだ人間ドラマ。
映画監督のビョンスは、インテリア関係の仕事を志望する娘のジョンスと一緒に、インテリアデザイナーとして活躍する旧友ヘオクの所有するアパートを訪れる。そのアパートは1階がレストラン、2階が料理教室、3階が賃貸住宅、4階が芸術家向けのアトリエ、地下がヘオクの作業場になっている。3人は和やかに語り合い、ワインを酌み交わすが、仕事の連絡が入りビョンスはその場を離れる。ビョンスが戻ってくると、そこには娘のジョンスの姿はなく…。アパートの階をひとつずつ上がるごとに、いつしか物語は4つの章へと枝分かれし、ビョンスと彼を取り巻く女性たちの人間模様は予測不能な方向へとねじれていく。
映画監督ビョンスに扮するのは、ドラマ「冬のソナタ」のキム次長役で知られ、「新感染半島 ファイナル・ステージ」 、Netflixドラマ「寄生獣 ザ・グレイ」などで活躍するクォン・ヘヒョ。ホン・サンス作品では「それから」以来の単独主演を務めた。さらに韓国を代表する名優イ・ヘヨンや、ホン・サンス監督常連俳優のソン・ソンミ、チョ・ユニらが脇を固め、迷走中のビョンスの人生を揺らめかせる。
予告編は、著名な映画監督のビョンスが娘のジョンスと一緒に、インテリアデザイナーとして成功した旧友ヘオクの所有するアパートを訪れる場面から始まる。ヘオクの案内で1階がレストラン、2階が料理教室、3階が賃貸住宅、4階が芸術家向けのアトリエ、地下がヘオクの作業場になっているアパートを見学するが、やがてアパートの各階でビョンスと、彼を取り巻く4人の女性たちとの4章の物語が幕を開ける――。ビョンス演じるクォン・ヘヒョがギターで演奏するシーンもあり、名優の意外な一面を垣間見ることができる。
場面写真は、ビョンスの娘で、インテリア関係の仕事を志望するジョンス(パク・ミソ)やアパートのオーナーのヘオク(イ・ヘヨン)、ビョンスの熱烈なファンだというレストランの店主兼シェフのソニ(ソン・ソンミ)、世話好きな不動産業者の女ジヨン(チョ・ユニ)らとビョンスがめぐり会い、親密な関係を育んでいく様子が切り取られている。
「WALK UP」は、6月28日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺、Strangerほか全国順次公開。
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