JO1×FANTASTICS「逃走中 THE MOVIE」“命懸けのゲーム”に迫る現場レポート メイキングカット&新場面写真も
2024年4月30日 20:00
グローバルボーイズグループ「JO1」とLDHの「FANTASTICS」、2組のボーイズグループのメンバーが出演し、フジテレビ系列のバラエティ番組「逃走中」をドラマ映画化する「逃走中 THE MOVIE」のメイキングカット3点と新場面写真4点が公開された。あわせて撮影現場の裏側が明かされた。
「逃走中」は2004年から放送がスタートし、20周年を迎える人気番組。ハンターから逃げた時間に応じて逃走者は賞金がもらえるが、つかまれば賞金はゼロになるという一攫千金ゲームだ。
映画には、「JO1」の川西拓実、木全翔也、金城碧海、そしてLDHの「FANTASTICS」の佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥が出演し、賞金総額1億円超、参加総数1000人の史上最大級かつ命懸けのゲームが描かれる。
6人が演じるのは、高校時代の陸上部仲間として熱い友情で結ばれていたが、とある理由によりバラバラになってしまった若者たち。2月、春のような暖かさに包まれた快晴の中、クランクインを迎えた本作。撮影は高校時代のシーンからスタートし、翌日からは6人がそれぞれ「逃走中」に参加する撮影へと移っていった。
「JO1」と「FANTASTICS」の競演シーンは、映画の最大の見どころの1つ。お互いにリスペクトし合いながら撮影は進んでいったが、緊迫感あふれるシーンも数多くある。大和(川西)と譲司(佐藤)がわだかまりがあるなか突然再会するシーンでは、西浦正記監督から川西へ「怒りだけでなく、悲しみも含めた表情を出してほしい」「このセリフでは逆に乱暴な感じを出して欲しい」など細やかなオーダーが入る。川西は自身の芝居を何度も映像でチェックするなど、試行錯誤を繰り返しながら真摯に取り組んでいた。
ある出来事が原因で、突然姿を消した元部活仲間という役どころを演じる佐藤は、「立ち姿を少し猫背にしたり、喋り方を工夫したりなど、過去と現在で別人のようになってしまった譲司を表現しようと、監督とも事前にたくさん話して取り組んだ」と、細部にまでこだわったことを明かす。
東京23区全域を舞台に史上最大規模の「逃走中」が展開する本作では、東京ドームでも撮影を敢行。川西と佐藤は東京ドームの端から端まで約130メートルを全力疾走。2人の走りを見た監督、スタッフ、トレーナーからは絶賛の声が上がった。瀬口も「東京ドームっていうシチュエーションがやっぱりすごいなって思いましたし、あの場を貸し切って撮影したっていうのが今後の人生でなかなかないような体験になったなと思います」と撮影を振り返った。
現場では、涙を流すシーンで悩んでいた中島に、西浦監督が「考える時間をあげるから気持ちの部分をまず作ったほうがよい」とアドバイスする場面も。中島は西浦監督と入念に相談し、10分ほどかけて気持ちを作り撮影に挑んだ。
張り詰めた空気の中で撮影された「生贄ゲーム」のシーンでは、木全が西浦監督に積極的に質問し、教わったポイントを台本にメモ。自主的にセリフの掛け合いを練習するなど、ベストな芝居を模索していた。
西浦監督はキャストたちにセリフの表現の仕方や体の動かし方、芝居のタイミングなどを事細かに説明しながら撮影を進行。キャストが疑問に思ったことは、まず本人に考えさせ、自分で答えに辿りつけるよう導いた。キャスト陣はそんな西浦監督に対して、「アドバイスがすごい的確でしたし、時々一緒にふざけてくれたりすることもあって、どこか優しいお父さんのような存在でした」(木全)、「良いところはちゃんとほめてくださいますし、本当に寄り添ってくれる人だと思います」(金城)、「素直に監督のご意見を言ってくださるし、逆に自分の希望もしっかり受け止めてくださって、お互い高めあってやらせてくださった」(瀬口)と感謝。撮影を通して強固な信頼関係を築き上げた。
各々が真摯に役に向き合うなか、「JO1」と「FANTASTICS」のメンバー同士、空き時間には「写ルンです」を使用して写真を撮り合うなど仲睦まじい様子を見せ、西浦監督からも「どんだけ仲良しなんだよ(笑)」と突っ込まれていたという。
「JO1」の川西は「逃走中ファンの方も、逃走中をまだ知らないという方も楽しめる、スリルを味わえる作品になっています」、「FANTASTICS」の佐藤も「観て後悔はさせません! ぜひ、逃走中の映画を楽しんでいただければと思います」と語り、2つのグループがどのような活躍と化学反応を見せてくれるのか期待が高まる。
「逃走中 THE MOVIE」は7月19日より全国ロードショー。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ジョーカー フォリ・ア・ドゥ NEW
【解説・速報レビュー】衝撃のラストに備えよ…“大傑作”の衝撃を100倍強くする徹底攻略ガイド
提供:ワーナー・ブラザース映画
花嫁はどこへ? NEW
【スタンディングオベーションするほど超・超・超良作】映画.com編集部員ベタ惚れ“最幸”の物語
提供:松竹
不都合な記憶
【伊藤英明演じるナオキがヤバ過ぎ】映画史に残る“サイコパス”爆誕!? 妻を何度も作り直す…
提供:Prime Video
ビートルジュース ビートルジュース
【史上初“全身吹替”が最高すぎて横転】近年で最も“吹替が合う”映画が決定…全世代、参加必須!
提供:ワーナー・ブラザース映画
ヴェノム ザ・ラストダンス
【映画.com土下座】1回観てください…こんな面白いのに、食わず嫌いで未見は本当にもったいない!
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
脳をかき乱す“新・衝撃体験”
異才が放つ快感と混沌と歓喜…あなたはついてこられるか?【憐れみの3章】
提供:ディズニー
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
2012年に逝去した若松孝二監督が代表を務めていた若松プロダクションが、若松監督の死から6年ぶりに再始動して製作した一作。1969年を時代背景に、何者かになることを夢みて若松プロダクションの門を叩いた少女・吉積めぐみの目を通し、若松孝二ら映画人たちが駆け抜けた時代や彼らの生き様を描いた。門脇むぎが主人公となる助監督の吉積めぐみを演じ、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」など若松監督作に出演してきた井浦新が、若き日の若松孝二役を務めた。そのほか、山本浩司が演じる足立正生、岡部尚が演じる沖島勲など、若松プロのメンバーである実在の映画人たちが多数登場する。監督は若松プロ出身で、「孤狼の血」「サニー 32」など話題作を送り出している白石和彌。
若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画「止められるか、俺たちを」の続編で、若松監督が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」を舞台に描いた青春群像劇。 熱くなることがカッコ悪いと思われるようになった1980年代。ビデオの普及によって人々の映画館離れが進む中、若松孝二はそんな時代に逆行するように名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げる。支配人に抜てきされたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞めて地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをしていた木全純治で、木全は若松に振り回されながらも持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。そんなシネマスコーレには、金本法子、井上淳一ら映画に人生をジャックされた若者たちが吸い寄せられてくる。 前作に続いて井浦新が若松孝二を演じ、木全役を東出昌大、金本役を芋生悠、井上役を杉田雷麟が務める。前作で脚本を担当した井上淳一が監督・脚本を手がけ、自身の経験をもとに撮りあげた。
19世紀イタリアで、カトリック教会が権力の強化のために7歳になる少年エドガルド・モルターラを両親のもとから連れ去り、世界で論争を巻き起こした史実をもとに描いたドラマ。 1858年、ボローニャのユダヤ人街に暮らすモルターラ家に、時の教皇ピウス9世の命を受けた兵士たちが押し入り、何者かにカトリックの洗礼を受けたとされるモルターラ家の7歳になる息子エドガルドを連れ去ってしまう。教会の法に則れば、洗礼を受けたエドガルドをキリスト教徒でない両親が育てることはできないからだ。息子を取り戻そうとする奮闘する両親は、世論や国際的なユダヤ人社会の支えも得るが、教会とローマ教皇は揺らぎつつある権力を強化するために、エドガルドの返還に決して応じようとはせず……。 監督・脚本は、「甘き人生」「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」「シチリアーノ 裏切りの美学」などで知られるイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ。教皇ピウス9世役はベロッキオ監督の「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」にも出演したパオロ・ピエロボン。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
娘・ダーシャの将来のため、暴力的な夫から逃れようとマッチング・サイトに登録したニーナは、アメリカで暮らす裕福な引退した外科医・カールと出会う。すぐさまロシアからアメリカへと渡った親子は、ささやかな結婚式を行い、幸せな生活を楽しみにしていた。しかし、結婚式の直後から、ニーナとダーシャに不可解な現象が次々と降りかかる。頼りにしていたニーナの親戚は結婚式の帰路で事故死し、ダーシャは屋敷の中で女の幽霊を見るようになる。そんななか、ニーナはカールがコカインを吸っているところを見てしまう。ダーシャの将来を考えやりきれなくなったニーナは、人里離れた屋敷から出ていくことを決意するが…。
現世に残る死者の声を聞く能力者のリースとその相棒兼恋人のキャットは、霊障に悩む人々からの依頼を受け、心霊現象の調査と除霊を行っている。ある夜、ルースという女性から「キャンディ・ウィッチに苦しめられている」と連絡を受けたリースは、キャットと共にヘザーの家を訪れる。お菓子の杖で子供を襲うキャンディ・ウィッチの正体は、かつて町の子供たちを虐待し苦しめた邪悪な乳母の悪霊だという。しかし、調査を進めるにつれ、キャンディ・ウィッチの呪いに隠された町の暗部が明らかになっていく。果たしてリースは、この悪霊の殺戮を阻止し、町にはびこる邪悪な呪いを解くことができるのか?
文豪・田山花袋が明治40年に発表した代表作で、日本の私小説の出発点とも言われる「蒲団」を原案に描いた人間ドラマ。物語の舞台を明治から現代の令和に、主人公を小説家から脚本家に置き換えて映画化した。 仕事への情熱を失い、妻のまどかとの関係も冷え切っていた脚本家の竹中時雄は、彼の作品のファンで脚本家を目指しているという若い女性・横山芳美に弟子入りを懇願され、彼女と師弟関係を結ぶ。一緒に仕事をするうちに芳美に物書きとしてのセンスを認め、同時に彼女に対して恋愛感情を抱くようになる時雄。芳美とともにいることで自身も納得する文章が書けるようになり、公私ともに充実していくが、芳美の恋人が上京してくるという話を聞き、嫉妬心と焦燥感に駆られる。 監督は「テイクオーバーゾーン」の山嵜晋平、脚本は「戦争と一人の女」「花腐し」などで共同脚本を手がけた中野太。主人公の時雄役を斉藤陽一郎が務め、芳子役は「ベイビーわるきゅーれ」の秋谷百音、まどか役は片岡礼子がそれぞれ演じた。