「アンチヒーロー」主題歌はmilet 梶浦由記が初めて民放ドラマのメインテーマを担当
2024年4月10日 06:00
長谷川博己が主演を務める「アンチヒーロー」(4月14日スタート、毎週日曜午後9時)の主題歌が、miletの新曲「hanataba」に決定。あわせて、作曲家の梶浦由記がメインテーマを手掛けることが発表された。「ソードアート・オンライン」シリーズや「鬼滅の刃」シリーズの劇伴を手掛け、海外でも高い評価を得ている梶浦が民放ドラマのメインテーマを手掛けるのは、本作が初となる。
「正義の反対は、本当に悪なのだろうか?」を視聴者に問いかけ、スピーディーな展開で常識が次々と覆されていく本作。長谷川は「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士を演じ、主人公の法律事務所で働く同僚弁護士役で北村匠海と堀田真由、パラリーガル役で大島優子、さらに、東京地方検察庁の検察官役に木村佳乃、検事正役で野村萬斎の出演が決定。先日、岩田剛典含め本作に出演する多彩な俳優陣が一挙に発表された。
『アンチヒーロー』の世界の中で歌えることをとても光栄に、うれしく思いました。主題歌のお話をいただき、アンチな弁護士が主人公とお聞きしてすぐ興味が湧き、食い入るように脚本を読み進めていました。人間の深いところにある、生々しく醜い部分まで曝け出されるストーリーに、私も自分の心の扉を大きく開いて立ち向かおうと決め、主題歌を書かせていただきました。人間が作り出した法を犯すのも人間、それを裁くのもまた人間。全ての人の中に強さと弱さが共存しているように、正義と悪も共存している。その正義と悪の形が例え歪だとしても、小さな希望の光を守るために生きる主人公を、この人の内側をもっともっと知りたいと思いました。正義も悪も、自分にとって大切なものを前にすると形が変わってしまうことがあります。そもそも、正しさと正義ってイコールなのか。そして守りたいものを守るための強さに必要なものは愛なのか、正しさなのか。自分本位な愛や正しさのあり方を今一度見つめながら曲を書きました。
『アンチヒーロー』という作品の中で咲く「hanataba」も、とても楽しみです。
今回このお話をいただき最初に脚本を読ませていただいたのですが、まず脚本がすごく面白く、どんどん続きが読みたくなる内容で、本当に音楽を作るのが楽しくて仕方ありませんでした。音楽は、私が思っていたよりも「もっと派手にやってしまっていいですよ」とドラマのプロデューサーからも言われたので、こんなにやってしまって大丈夫なのかと思うくらい派手に作らせていただきました。キャストの皆さんの演技と、音楽のコラボレーションがどういうものになるのか、今からすごく楽しみでもありドキドキしています。ドラマと一緒に音楽も楽しんでいただけるととてもうれしいです。
「登場人物が心の奥底に抱いている本当の感情は?」「抱えている境遇って一体?」「遂げたい目的って何?」。『アンチヒーロー』のストーリーを作りながら、視聴者の皆様にはこんなことを想像しながらドラマを楽しんでほしいなと考えていました。miletさんから発せられる繊細で力強い言葉の連なりと、一瞬にして独特の世界観を生み出し包み込んでしまう梶浦さんの音は、『アンチヒーロー』を完成するために、どうしても欠かせない要素と思い、オファーさせていただきました。そして今回、お二人とも初めてのTBSドラマに、素晴らしい楽曲を届けてくださいました。miletさんの「hanataba」は、登場人物の言葉にできない声や秘められた感情を代弁し、梶浦さんのメインテーマは、何が真実かわからない中でもがいている人間たちの叫びを、湧き上がるマグマのように奏でてくださっています。お二人の音を全身で感じていただければ、『アンチヒーロー』の中で生きる人物が、より深く、愛おしく見えてくると思います。日曜よる9時からの放送で、音源解禁になります。是非、お楽しみに!
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