「オッペンハイマー」IMAX特別映像披露&公開後イベントの実施が決定【2024年度洋画No.1スタート】
2024年4月1日 17:30

第96回アカデミー賞(2024)の作品賞を含む最多7部門で受賞を果たした「オッペンハイマー」(公開中)の特別映像「Shooting For IMAX」(https://www.youtube.com/watch?v=_41PdGRKzO8)が披露され、日本公開を記念したイベントの実施も決定した。
本作は、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者J・ロバート・オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話に基づいて描いた作品。クリストファー・ノーランが監督、脚本を務め、主演キリアン・マーフィのほか、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.らが出演。第96回アカデミー賞では、作品賞のほか、監督賞(クリストファー・ノーラン)、主演男優賞(キリアン・マーフィ)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)、撮影賞(ホイテ・バン・ホイテマ)、編集賞(ジェニファー・レイム)、作曲賞(ルドウィグ・ゴランソン)の7部門でオスカーを獲得した。
3月29日より全国343館403スクリーンで公開された本作は、初日3日間で23万1015人を動員、3億7927万0620円(※3月25日の先行プレミア含む累計は23万1763名、3億8115万5360円)を記録し、2024年公開の洋画第1位となるスタートを切った。ノーラン監督作品史上、IMAXは週末最高の数字となっており、映画ファンを中心に全世代を動員。特に20代の若年層、カップルも数多く来場しており、今後更なる広がりが予想される。
特別映像では、英国王室から名誉あるナイトの爵位を授与されることが発表されたノーラン監督、撮影のホイテ・バン・ホイテマ、マーフィ、ダウニー・Jr.らが登場。国家的プロジェクト「マンハッタン計画」を率いたオッペンハイマーが「人々は恐れない、理解するまでは。世界は理解しない、それを使うまでは」と、独白する場面で幕をあける。
ノーラン監督は「オッペンハイマーの物語は 壮大だ。本作を見た人々がそれを追体験し、より感情移入できるようIMAXで撮影した」と語り、撮影監督のホイテマは「IMAXは雄大な景色を撮るのに適した規格だが、アップショットにも使ってみたかった。人の顔は風景のように 入り組んでいて奥深い。どうしたらIMAXカメラで人物のアップを 撮れるか考えた」と語り、オッペンハイマーの複雑な心中を表現するマーフィの撮影シーンが紹介される。
ノーラン監督による脚本をもとに、主人公オッペンハイマーの主観パートをカラーで撮影、ダウニー・Jr. が演じるルイス・ストローズを軸とした場面はモノクロで描かれている。製作総指揮のトーマス・ヘイスリップは、2つの視点で描く試みについて「クリス(クリストファー)は毎回限界に挑んでいる。この作品の鍵はカラーとモノクロの併用だ」とし、「マンハッタン計画」の最高責任者レズリー・グローヴス役のマット・デイモンが、常に完璧を求める「クリスは普通じゃ満足できない。IMAX長編映画の先駆者であり、常に最先端を行く人だ」と、監督は映画界を牽引するイノベーターだと指摘する。
「白黒の65ミリ規格なんて存在しないから技術を駆使して作るしかない」と決めたホイテマは、IMAXカメラに適した本作専用のモノクロ・フィルムを開発したと振り返り、「巨大スクリーンに映したら魔法のような映像が広がった」とノーラン監督が続けている。

ダウニー・Jr.は「47年型のパッカードの後部座席に座ってIMAX(カメラ)をひざにのせ走行シーンを撮った。映画撮影の原点を思い出したよ。レンズが迫ってくると身が引き締まるんだ」と、狭い車内での撮影は俳優の原点に立ち返る体験だったと述懐。ノーラン監督、スタッフ、キャストが力を合わせて完成した「オッペンハイマー」について、製作のエマ・トーマスは「IMAX映画は初めてじゃない。でもこの作品は別格よ。大画面で見ると迫力と臨場感がすごい」と断言。オッペンハイマーのかつての恋人ジーン・タトロックを演じたフローレンス・ピューは、「人間味を感じられるし物語に引き込まれる」、妻キティ役のエミリー・ブラントが「神話のように重厚、劇場で見たら記憶に残る体験になる」と続き、マーフィが「劇場で見る観客の没入感を最大限に高めるためにIMAXで撮影している」と語りかける。
「巨大スクリーンで見るとクオリティの高さがさらに際立つ」という撮影監督の言葉に続き、ノーラン監督の「15パーフォレーションの 70ミリフィルムは最高画質だ。観客は物語に入り込める。巨大IMAXスクリーンで歴史的瞬間を体感してほしい」というメッセージで結ばれている。
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