最低映画の祭典ラジー賞は「プー あくまのくまさん」が最多5冠
2024年3月10日 11:00

最低映画の祭典、ラジー賞ことゴールデンラズベリー賞の結果が、オスカーナイトの前日にあたる3月9日(現地時間)に発表された。
最多5部門を受賞したのは「プー あくまのくまさん」。同作は、A・A・ミルンの児童小説「くまのプーさん」の著作権が消滅し、パブリックドメインになったことで実現した超低予算のホラー映画。ノミネートされた全部門での受賞となり、ラジー賞公式サイトでは「この映画は、10万ドルの予算で製作され、大成功を収めた。しかし、それ以上に重要なのは、ラジー賞の投票者に大受けしたことだ」と評している。
俳優部門では、「Mercy(原題)」でアイルランド訛りの「ラッキーチャーム・レプラコーン」を演じたジョン・ボイドがワースト主演男優賞に。ミーガン・フォックスが、「バトル・オブ・ザ・キラーズ」でワースト主演女優賞、「エクスペンダブルズ ニューブラッド」でワースト助演女優賞のダブル受賞。同じく「エクスペンダブルズ ニューブラッド」のシルベスター・スタローンが選出された。
そして、過去にラジー賞の候補となり、その後より良い道を歩んだ人物に贈られるラジー名誉挽回賞は、米俳優組合のストライキを成功に導いたSAG-AFTRA会長のフラン・ドレッシャーが受賞した。
第44回ゴールデンラズベリー賞の結果は以下の通り。
「プー あくまのくまさん」
ジョン・ボイト「Mercy(原題)」
1998年にノミネートされ、現SAG-AFTRA会長であるフラン・ドレシャーが、長期化した2023年のストライキを成功裏に終わらせ、俳優組合を見事に取り仕切ったことに対して。
血に飢えたスラッシャーで殺人者のプーとピグレット「プー あくまのくまさん」
「プー あくまのくまさん」
リース・フレイク=ウォーターフィールド「プー あくまのくまさん」
「プー あくまのくまさん」
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

Dear Stranger ディア・ストレンジャー
【4歳の息子が誘拐された。しかし誘拐犯が死体で見つかった】衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で観たい映画No.1】なにこれ!!? 全員主役級キャストがクセ“マシマシ”異常者に
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント