視線、表情、距離、心の高鳴り…　「パストライブス　再会」“運命が重なった瞬間”を捉えた新ビジュアル公開

2024年3月6日 12:00

96回アカデミー賞の作品賞と脚本賞にノミネートされた「パストライブス　再会」の新ビジュアル5種が披露された。ソウルで初めて恋に落ちた幼なじみのふたりが、24年後の36歳、ニューヨークで再会する7日間を描くラブストーリー。新ビジュアルは、ロマンチックな運命が重なった瞬間の心の高なりを捉えている。

物語のキーワードは、「運命」の意味で使う韓国の言葉“縁（イニョン）”。見知らぬ人とすれ違ったとき、袖が偶然触れるのは、前世（パストライブス）で何かの“縁”があったから。久しぶりに顔を合わせたノラとヘソンは、ニューヨークの街を歩きながら、互いの人生について語り合い、自らが「選ばなかった道」に思いを馳せる。「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のA24と、「パラサイト　半地下の家族」の韓国・CJ ENMが初の共同製作を担当した。

新ビジュアルのうち3枚は、初めて恋をした相手と再会したノラとヘソンの喜びと心が高揚する瞬間を捉えている。舞台はいずれもニューヨーク。地下鉄に乗り、言葉を交わさずとも、ひと時も視線を逸らすことなく、ずっと見つめ合うふたりからは再会の胸のときめきが伝わってくる。

次に、ブルックリン・ブリッジ・パークからマンハッタンの摩天楼を眺め、お互いが過ごしてきた24年の歳月を語り合い、これまですれ違ってしまったことを確かめ合う後ろ姿は、子どもから大人になる時の流れの切なさを感じさせる。そして、再会の夜、ノラの家の前に立つふたりは、この後どのような人生の選択をするのだろうか――。

もう2枚は、ノラと夫・アーサーを捉えている。イルミネーションが瞬く広い庭で談笑する姿を切り取った1枚は、ノラとアーサーがアーティスト招聘プロクラムで初めて出会った日の夜の出来事だ。

プログラムに参加している他のメンバーと食事を共にしながら、笑顔で見つめ合い、運命の出会いについて語り合う幸せそうなふたりの姿。もう1枚は、ベッドの上で向き合い、24年ぶりにノラに会いに来たヘソンとのことについて「初恋のふたりが20年後に再会し、運命の2人だったと気づく」「この物語で僕は、運命を阻む邪悪な米国人の夫だ」とユーモアを含みながらも素直な思いを打ち明けるアーサーと、そんなアーサーに「黙って！」と笑いながら伝えるノラが、優しく甘い抱擁をする仲睦まじい瞬間を収めている。